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ラピエール・ゼリウスSLアルチメイトの新型を発表。戦闘力がアップしたオールラウンダー

フレンチバイクのラピエールで、ロードラインナップのメインキャラクターとなるのがゼリウスシリーズだ。今年は、前作のスペックをより最新のロードバイクシーンにフィットさせるべくアップデートが行われた。

現在開催中のツール・ド・フランスでもグルパマ・FDJが使用中だ。

 
text&photo:中島丈博

前作のゼリウスと同じ?

一見すると「前作のゼリウスと同じ?」と思うかもしれないが、細部がいろいろとアップデートされている。

まずは、シートクランプ。以前はシートポストの後方にコブのように飛び出した固定パーツがあったが、新作ではシートポストの前側に収まる設計に変更され、よりスッキリした見た目と、より確実な固定力を手に入れた。

ジオメトリは大きく変更されていないが、ヘッドチューブが短くなった。ヘッドパーツのトップキャップがトップチューブに埋まるようになっており、よりハンドルポジションを低くすることができるようになった。プロ選手のアグレッシブなポジションに対応すると同時に、小さいフレームサイズでもしっかりとハンドルが下げられるメリットがある。

ブレーキはフロントがダイレクトマウント、リヤはノーマルキャリパー仕様だ。ディスクブレーキモデルは現状なし。フォークの形状も横から見るとあまり変化がないように見えるが、前方からみるとブレードが外側に大きく開いているのがわかる。ワイドリムホイールを装着した時のクリアランス、空力を考慮してのことだ。

ダウンチューブとフロントホイールの距離も詰められている。これも空力を意識したものだ。

シートステーはシートチューブを通り越して、トップチューブに直で接合される「3Dチューブラーテクノロジー」を継承。シートステーの長さが稼げるのでリヤホイールからの衝撃を緩和し、快適性が向上する。


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FDJカラーのサイズ52フレーム
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ノーマルキャリパーのリヤブレーキ
ノーマルキャリパーのリヤブレーキ
フロントはダイレクトマウントタイプだ
フロントはダイレクトマウントタイプだ
新型のシートクランプ
新型のシートクランプ
ゼリウスのアイコン「3Dチューブラーテクノロジー」。シートステーとシートチューブが離れているのがわかる
ゼリウスのアイコン「3Dチューブラーテクノロジー」。シートステーとシートチューブが離れているのがわかる
短くなったヘッドチューブ。タイムのアルプデュエズと近い設計コンセプトだ
短くなったヘッドチューブ。タイムのアルプデュエズと近い設計コンセプトだ
フロントホイールとダウンチューブのクリアランスが狭くなっている
フロントホイールとダウンチューブのクリアランスが狭くなっている
大きく左右に広がったフォークブレード
大きく左右に広がったフォークブレード

カラーバリエーション

FDJ フレームセット価格/38万9000円(税抜)
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ブラック/ブルー フレームセット価格/37万9000円(税抜)
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PINOT フレームセット価格/38万9000円(税抜)
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ゼリウスSLアルチメイト ジオメトリ