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チャプター2の軽量モデル「フールー」

ニュージーランドのバイクブランド、チャプター2。2017年に創業したチャプター2の3作目は、軽量モデルのフールー=HURUだ。マウリ語で「羽と上昇」という意味を持つ名前を与えられたバイクだ。
 
text&photo:中島丈博

オールラウンダー、エアロロードに続く3作目は軽量モデル



新興ブランドながら、独自の世界観と販売スタイルにより確実にファンを獲得しているチャプター2。3作目は軽量モデルのフールーだ。ロードバイクメーカー各社はオールラウンダー、エアロロード、軽量モデルの3枚看板をそろえる。チャプター2にも3枚看板がそろったというわけだ。

モデル名の由来のとおり、軽さを達成することを目指しフレーム各部のチューブはどこも細身。ヘッドパーツのベアリング径も上下1-1/8インチの同サイズにし、軽さを優先している。フォークはストレートタイプだが、先端部分が手前に少しオフセットしている。コーナーリング時のねじれ剛性を上げるためのデザインだ。

軽さはもちろんだが「上ったあとには下りがある」ゆえに、下りも安定して走れることを目指して開発された。ジオメトリはエアロロードのレレのジオメトリをベースに調整が加えられている。

ロードバイク界のトレンドである、前乗りのポジションを実現するために、シートチューブアングルが0.5度立てられている。これは上りで重心位置を適正にするのにも一役買ってくれる、というのももう一つの理由だ。BBはプレスフィットタイプを採用している。

ブレーキタイプはリムブレーキとディスクブレーキの両方が用意される。リムブレーキモデルの場合はダイレクトマウントタイプのブレーキを使用。より確実な制動力をバイクに与えるためだ。

細身のシートステー、27.2mm径のシートポストはリヤからの振動を和らげる狙いがある。この辺りはロードバイクのトレンドを押さえた設計といえる。コンポーネントはシマノ、スラム、カンパニョーロ各社の機械式および電動コンポーネントに対応だ。

2019年シーズンは女子チーム「ビグラチーム」への機材供給も決定している。

 
トップチューブのグラフィックは、ニュージーランド北島の最高峰、ルアペフ山の地形図だ
トップチューブのグラフィックは、ニュージーランド北島の最高峰、ルアペフ山の地形図だ
下ワンは1-1/8インチ。フォークも細身
下ワンは1-1/8インチ。フォークも細身
UCIの承認も取っている
UCIの承認も取っている
創業者マイク・プライド氏
創業者マイク・プライド氏


ジオメトリ

ディスクブレーキ仕様もある
ディスクブレーキ仕様もある

チャプター2・フールー

リムブレーキフレームセット価格:36万4442円(税抜、送料別)
ディスクブレーキフレームセット価格:38万1562円(税抜、送料別)

フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
フレームセット重量:789g (リムブレーキ) 、819g (ディスクブレーキ) サイズM +/- 3%
フォーク重量:379g (リムブレーキ) & 389g (ディスクブレーキ) Uncut +/- 3%
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:マットグロスブラック、ブラック/オレンジ(500本限定)

 



チャプター2・レレ アジア人フレンドリーな高性能エアロロードチャプター2・レレ アジア人フレンドリーな高性能エアロロード




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