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エアロフレームの王道を行く トライゴン RQC31
2012.11.24
BBは3タイプの規格から選択可能
フレーム素材には、NCCというナノカーボンを採用。これは軽さと強度、柔軟性を併せ持つ。ヘッドチューブは上ワンよりも下ワンに大径ベアリングを採用する上下異径。シートポストはクランプ位置が前後3カ所から選択できるので、ロードレースからトライアスロンまで幅広いポジションに対応する。また、BBは多数存在する規格に対応すべく、フレーム購入時にスタンダード、BB30、BB86の3タイプから選べる。フレーム価格は25万円ちょっとだが、充実したスペックといえるだろう。
試乗車はスタンダードBBを採用しており、エアロモデルらしく縦方向の剛性があり、シッティングで巡航しているときや、ハンドルのフラット部分に手首をあずけ、さらに前荷重の状態で走っても安定している。だが、ラフにダンシングすると反応がややもっさりしていると感じるのは否めない。BBまわりのたわみが、ペダリングとうまくリンクせずパワーがスポイルされている印象だ。よりサイズアップされたBB規格のフレームが気になるところだ。一定ベースでの巡航が必要となるロングライドなどではいい相棒になってくれるだろう。
トライゴン アールキューシー31
スラム・レッド完成車価格 65万1500円
フレーム価格 25万2000円
フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
コンポーネント:スラム・レッド
ホイール:トライゴン・CWT55
タイヤ:テュフォ・S33プロ 700×21C
ハンドルバー:トライゴン・RB117
サドル:プロロゴ・ナゴエボ
シートポスト:トライゴン専用品
試乗車実測重量:7.0kg(サイズ49、ペダルなし)
サイズ:46、49、52、55、58
カラー:レッド×ホワイト
※試乗ホイールはマヴィック・コスミックカーボンSLRです
■写真下・左:BBはスタンダード、BB部のフレーム幅が86mmのBB86、シャフト径が30mmのBB30という3種類の規格から選択可能。時流に合った作りだ。
■写真下・右:上ワンに1・1/8インチ、下ワンに1.5インチ径のベアリングを採用する。フレームに直接ベアリングをはめ込むことで、軽量化にも貢献している。
問・ゼロナインシステムズ(トライゴン)sales@09systems.net