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野辺山シクロクロス2011

「楽しーい!」という声が飛び交った野辺山シクロクロス。キッズレースや大爆笑シングルスピード選手権もあり、UCIレースだけではなく、参加型イベントとしても充実していた第2回大会の魅力をお伝えしよう
text:M. Sasaki

シクロクロスファンが野辺山に大集結!

  早朝6時。野辺山シクロクロスの会場だった滝沢牧場の駐車場には、朝日が上る前から次々と参加者の車が到着。気温1度Cの寒さなんて気にしない熱心なシクロクロスファンは、すでに試走の準備を始めていた。国内外のトップ選手たちが競うUCIレースのコースを、自分の脚で走れるのも野辺山シクロクロスの魅力だ。前日の朝は氷点下にまで下がり、この日も天気予報は曇りで寒い1日になるかと心配されたが、野辺山に集結したファンの熱気が天に通じたかのように、まぶしい太陽が顔を出す穏やかな一日になった。 ビギナー男子のためのカテゴリー3は参加者多数でA、Bの2組に分けて実施されるほどの人気ぶり。実はこのカテゴリーには本誌でおなじみのライター、吉本司も参加した。野辺山では子供たちにもシクロクロスの魅力を知ってもらうために、未就学児(キンダーガーデン)とキッズのレースも実施。親子そろって参加すれば楽しさも2倍だ! 1速しかギアがないシングルスピード車で競われるシングルスピード国内選手権は実質仮装レース。サンタクロース、メイドさん、カエルくん。さまざまな仮装のなかで、今年観客のハートをがっちりつかんだのはスクール水着で参加した“男性”だった!
ビギナークラスで大人にまじって走る       観戦にあきたら遊んだってOKだよ 少年レーサーには、熱い声援が飛ぶ!  
「パパがんばれー」               楽しんで参加するのが一番!  
UCIレースを制した竹之内悠選手        上手く付けられた?  

まるまる1日シクロクロス三昧、それが野辺山スタイル!

野辺山シクロクロス会場には、競技の他にもいろいろな催しが用意されていた。シクロクロスバイクとパーツを扱うメーカー、ブランドが集結した『野辺山シクロクロスEXPO』や、ハンドメイド車をずらりと並べた『ハンドメイドシクロクロスバイクコレクション』。コースを間近で観戦できる飲食コーナーでは、ベルギーのシクロクロス会場気分を味わえるフリッツ(フライドポテト)とベルギービールの販売も行われた。朝8時から午後3時まで、家族そろってまるまる1日シクロクロスにどっぷりつかって楽しめるイベントだった。
ハンドメイドの名車がずらりと並んだ       シクロクロスと言えば熱々フリッツ!  
※野辺山シクロクロスの詳細レポートはサイクルスポーツ1月号(12/20発売)で!