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ジャパンカップサイクルロードレース2012 記者発表会
2012.08.22
宇都宮市長と美女軍団がジャパンカップをPR!
連日スペインから発信されるブエルタ・ア・エスパーニャの熱戦で寝不足のレースファンに、もっと熱いニュースが国内から届いた。第21回大会を迎える国内最高峰の自転車レース、ジャパンカップサイクルロードレースが都内で記者発表会を行い、今年の概要と出場チームを発表した。当日は主催者を代表し、実行委員会会長である宇都宮市の佐藤栄一市長が挨拶。今年の大会PRキャラクターに起用されたオスカープロモーションのガールズユニット『モデルガールズ』とともにジャパンカップのPRに一役買っていた。モデルガールズの8人は、土曜日に開催されるオープニング・フリーランにも参加する予定だ。
【ジャパンカップ 開催概要】
名称:2012ジャパンカップサイクルロードレース
主催:宇都宮市
主管:財団法人日本自転車競技連盟
ジャパンカップサイクルロードレース実行委員会
NPO法人ジャパンカップサイクルロードレース協会
公認:UCI(国際自転車競技連合)
後援:文部科学省、経済産業省、栃木県、財団法人JKA、下野新聞、栃木放送 (予定)
協力:栃木県警察本部、交通機動隊、宇都宮中央警察署、宇都宮市消防本部、鶴カントリー倶楽部、ろまんちっく村
日程:
■10月19日(金)
18:00~21:00 イベントステージ&チームプレゼンテーション
■10月20日(土)
09:00~09:50 オープニングフリーラン
10:00~10:50 チャレンジレース
11:05~13:30 オープンレース(男子)
11:07~ オープンレース(女子)
15:30~16:30 2012ジャパンカップクリテリウム
11:00~21:00 イベントステージ
■10月21日(日)
10:00~14:10 2012ジャパンカップサイクルロードレース
(UCIアジアツアー1.HC)
14:30 表彰式
会場:宇都宮市森林公園周辺周回コース、宇都宮市大通り周辺周回コース、オリオンスクエア
規則:UCI競技規則および大会規則による
問合せ: 宇都宮事務局
電話:028-632-2736 FAX:028-632-2740
(月~金 9:00~16:30 ※土日祝除く)
*詳細は大会公式ホームページを参照(http://www.japancup.gr.jp/)
マイヨ・ベールのサガン来日決定!
今年のジャパンカップ(UCIアジアツアー1.HC)には、現時点で海外から7チームの出場が決定している。UCIプロチームは今季誕生したオーストラリアのオリカ・グリーンエッジが初参戦。このチームを率いるのは、もちろん別府史之だ。デンマークのチームサクソバンク・ティンコフバンクは、宮澤崇史の参加が決っている。米国のガーミン・シャープは、昨年今大会で優勝したネイザン・ハース(オーストラリア)と2010年の優勝者であるダニエル・マーティン(アイルランド)が揃って来日予定。そして何と言っても今年最大のビッグニュースは、イタリアのリクイガス・キャノンデールのメンバーに、スロバキアチャンピオンのペーテル・サガンが名前を列ねていることだ。今年のツール・ド・フランスで区間3勝し、マーク・カベンディッシュやアンドレ・グライペルを抑えてポイント賞のマイヨ・ベールを獲得したサガンはクラシックも得意な選手。ひょっとすると、9月のオランダのリンブルフで行われるロード世界選で優勝し、アルカンシエルを獲得して来日するかもしれない。サガンは今年、世界選と一部同じコースが使用されているアムステル・ゴールド・レースで3位になっている。
※ツール・ド・フランスでのペーテル・サガンの活躍ぶりは、サイクルスポーツ10月号のツール別冊で特集しているので要チェック!
この他にUCIプロフェッショナルコンチネンタルチームは、初出場のスパイターテックパワードバイC10(カナダ)、UCIコンチネンタルチームは昨年に続いて2度目の参戦となるジェリーベリーサイクリング(米国)、初出場のチームバジェットフォークリフツ(オーストラリア)が来日を予定している。
[ジャパンカップ出場予定チーム&選手]
(UCIプロチーム)
●チームサクソバンク・ティンコフバンク(デンマーク)
宮澤崇史(日本)
※その他の選手は未定
●オリカ・グリーンエッジ(オーストラリア)
別府史之(日本)
サイモン・クラーク(オーストラリア)
トラビス・マイアー(オーストラリア)
ジュリアン・ディーン(ニュージーランド)
クリスティアン・マイアー(カナダ)
●ガーミン・シャープ(米国)
ネイザン・ハース(オーストラリア)
ダニエル・マーティン(アイルランド)
スティール・ボンホフ(オーストラリア)
クリストフ・ルメベル(フランス)
ラクラン・モートン(オーストラリア)
●リクイガス・キャノンデール(イタリア)
ペーテル・サガン(スロバキア)
ユライ・サガン(スロバキア)
ダニエル・オス(イタリア)
イバン・バッソ(イタリア)
ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)
(UCIプロフェッショナルコンチネンタルチーム)
●スパイターテックパワードバイC10(カナダ)
ライアン・アンダーソン(カナダ)
ヒューゴ・ホール(カナダ)
ライアン・ロス(カナダ)
フランソワ・パリジャン(カナダ)
ブライアン・バンボワ(デンマーク)
(UCIコンチネンタルチーム)
●ジェリーベリーサイクリング(米国)
ブラッド・ハフ(米国)
アレクサンダー・ハーグマン(米国)
ニコラス・ハミルトン(カナダ)
リカルド・ファンデルベルデ(オランダ)
ルイスレムス・ダビラ(メキシコ)
●チームバジェットフォークリフツ(オーストラリア)
マーク・オブライエン(オーストラリア)
マイケル・カピット(オーストラリア)
ルーク・ダービソン(オーストラリア)
サム・ウィットミッツ(オーストラリア)
ルーク・オカービー(オーストラリア)
※参加予定チームと選手は変更する可能性があるので、大会公式ページで最新情報をチェック!
国内コンチネンタルチームは今年から選抜制を採用
今年、日本のUCIコンチネンタルチームは8チームになったため、ジャパンカップは独自の選抜方式を採用して出場6チームを決定する。出場枠を獲得できるのは9月25日時点でのUCIアジアランキングのチームランキングで上位の3チーム、大会実行委員会が指定したレース(今年は全日本自転車競技選手権大会、ツアー・オブ・ジャパン、ツール・ド・熊野、ツール・ド・北海道)のJCFランキング基準を用いた集計による総合ポイントランキングの上位2チーム。そして主催者招待枠が1チームもうけられている。地元宇都宮を本拠地とした宇都宮ブリッツェンを率いる栗村修監督は「我々のチームはおそらく主催者招待枠がもらえるだろうが、実力で出場枠を獲得したい」と、意気込みを語っていた。9月下旬の発表を楽しみにしよう。国内からは、この6チームの他に日本ナショナルチームの出場が決定している。