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桑原塾が素朴な疑問に答える サプリメント活用指南 第2回 正月太り対策vol.1

自転車乗りにとって、いまやサプリメントの活用は当たり前になってきた。とはいえ、実際に自分のニーズに合った栄養素や商品は何なのかはイマイチわかりづらい。そこで、数々のトップアスリートを指導し、グリコの「パワープロダクション」シリーズの開発を手がけてきた桑原さんに、疑問をぶつける連載「サプリメント活用指南」。第2回のお題は「正月太り」! まずはVol.1をお届けする。

 

text:安井行生 photo:佐藤正己

新連載「サプリメント活用指南」では、桑原さんにサプリメントにまつわりさまざまな疑問に答えてもらいます。第2回は「正月太り」について、そのVol.1です。(第1回エンデューロレース対策こちら


●桑原弘樹さん

グリコのスポーツサプリメント「パワープロダクション」シリーズの生みの親。数多くのトップアスリートやモデルなどにコンディショニングやボディメイクの指導を行っている。10年以上に渡ってパワープロダクションの企画・開発を担当してきた。NESTA JAPAN(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会 日本支部)のPDA(プログラム ディベロップメント アドバイザー)。

 

第2回のお題は「正月太り」!

もうすぐ2015年がやってくる。年末年始といえば、忘年会やお正月、新年会と飲んで食べる機会が増える時期。とはいえサイクリスト的に気になるのは体重の増加だ。それに対する効果的な対策はあるのか。桑原さんに聞いた。

 

Q:そもそも、「冬は太りやすい」というのは本当なんですか?

 

A:実は、基礎代謝は冬のほうが高いんです。ただし、活動量は冬のほうが確実に落ちます。寒いから外出や運動をしなくなりますからね。体の基礎代謝は高いんですが消費量が下がってしまうわけです。それに、冬のほうが食べ物がおいしいですし、忘年会や新年会で飲んで食べることが多くなりますし。結論として、冬のほうが太りやすいというのは本当です。

 

Q:じゃあ、その忘年会や新年会でのポイントを教えてください。飲み会に参加してもできるだけ太らないようにしたいんですが、コツはありますか?

 

 

 

A:最初にサラダを食べることですね。食物繊維って栄養価がゼロで、あとから入ってくる栄養素の吸収を緩やかにしてくれるんです。食べても一気に吸収されるのではなく、ジワジワと吸収されるので、太りにくくなります。しかも、サラダを最初に食べると満腹感も出るので、トータルで食べる量も少なくなるというオマケつきです。また、揚げ物などの油モノをできるだけ避けるといいですね。

 

そうそう、飲んだあとの“シメ”をやめることも大切ですよ。お酒のあとはおにぎりとかうどんとかラーメンなどの炭水化物が欲しくなるものですが、実はそれは脳の錯覚なんです。アルコールの分解にグリコーゲンが必要なので、一時的に低血糖状態になっているだけ。僕は飲んだあとにラーメンが食べたくなっても、「だまされるな、これは錯覚だ!」と自分に言い聞かせて我慢しています(笑)

 

次回は、それでも太ってしまった人のために、正月休みの間にできる短期ダイエット法をお教えします。

 

 

第1回「エンデューロレース対策」はこちら

第2回「正月太り」Vol.2につづく

 

問い合わせ先

■グリコ・パワープロダクション
http://www.glico.co.jp/info/pwr_pro/