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グルメも楽しめる!淡路島ロングライド150
2011.08.12
10月9日(日)開催!
「一周」。なんて響きのいい言葉だろう!老若男女、どのサイクリストにとっても、ちょっと背伸びすれば手が届く1日の走行距離150km、それがこの淡路島一周の道のりだ。それゆえ、関西圏のサイクリストにとって「アワイチ」は特別な存在。
淡路島を走る魅力を元プロロードレーサーの三船雅彦は「上りもあるのでしんどいけれど、それを越えるといい景色に出会える。癒されるところがいい」と言う。そして「ビギナーにとっても150kmはなんとか帰ってこれる距離」とオススメの理由を話してくれた。
淡路島は「島」ならではの交通量の少なさ、静かさがサイクリストにとってはこのうえない魅力だ。昨年の参加者たちは、地元の人たちの温かな声援に本当に感激したし、全体を通しての信号の少なさ、迷いやすい交差点での誘導も特筆モノ。走りやすさは全国のロングライドでも屈指だ。
そして、各エイドステーション(AS)のグルメぶりがその評判に拍車をかける。おにぎりにパン、地元のおまんじゅうにそうめん、タマネギスープ・・・。食べきれないほどの種類が用意されていて、これはもうグルメライド!?
コースのカギを握るのは中盤の山岳部だが、距離は全体のおよそ3分の1ほど。むしろこのコースは、長距離にチャレンジしたいサイクリストがコース序盤や終盤の平坦をどう楽しむかにかかっている。コース最後の目標は誰がなんといっても明石海峡大橋だ。多少天気が悪くても、いつかは前方に見えてくる。「帰ってきたなぁ」という感激はツール・ド・フランスにおける「パリまで○○km」の道路標識となんら変わりない。向かい風でも橋が見えたら頑張れる。不思議だけど本当だ。92%という高い完走率は、150kmという距離だけじゃなく島や橋やいろんなことが助け合って完走に導いてくれるのだ。
達成感と爽快感が味わえるコース
1周150kmの淡路島は、まず27km地点洲本ASまでの国道28号線を行く平坦部、そして79km地点、大鳴門橋越えのうずしお峠までの山岳部、最後が淡路サンセットラインを行く西海岸区間に大きく分けられる。洲本港まではほぼ平らで、50km以上続く南海岸の山岳コースはキレイな景色にアップダウンが続く。西海岸は信号も少なく快適な70kmだが、向かい風になると苦しめられる可能性も。最初の上りは洲本城。最後にも明石海峡大橋を眺望できる坂が待っている。
主要4峠を走破せよ!
●由良の峠(41km地点と44km地点)上り1.7km、標高差130m/上り1.3km、標高差60m
洲本から朝1発目の坂、三熊山ドライブウェイをムリせずこなし、静かな由良の集落を過ぎると道幅が急に狭くなり、由良の峠が始まる。二段の坂をこなすと海まで一気に下がるが、かなりのワインディングなので要注意だ。
●灘大川の坂(62km地点・写真左)上り2km、標高差90m
灘ASの先から始まるのが灘大川の坂。海を背にした上りは最初が急でビックリするが、距離はさほど長くない。ローギヤに入れてこなしてしまおう。風が強い日なら、下り坂はコーナーを曲がった先の突風などに気をつけたい。
●福良峠(70km地点・写真中)上り1.5km、標高差90m ※阿万峠、阿万塩屋峠とも呼ばれています
阿万塩屋町のロングストレートから上りが始まる。左右と大きくカーブを描き、T字路を右へ。二段坂となっているが、すぐ先がピークだ。ここを下りればコースはほぼ中間地点の福良港となる。
●うずしお峠(79km地点・写真右)上り2km、標高差110m
大鳴門橋を眺めながらのこの峠がいちばん長く、キツい。福良港からすぐに急坂があり、さらにゆるく上って大鳴門橋記念館へと続いていく。何段も上りが続くので、気を抜かずに上りきろう。この峠を終えれば残りはほぼ平坦だ。
淡路島へのアプローチ
淡路島へ上陸するためには、海を渡らなければならない。本州からの明石海峡大橋、四国からの大鳴門橋のいずれも自動車専用道路なので自走は不可。マイカーやバス、フェリーを使って淡路島へアプローチしよう。
●クルマの場合
神戸・大阪方面からは淡路ICで降り、国道28号線を南へ5分。
四国方面からは東浦ICで降り、国道28号線を北へ10分。
いずれも国営明石海峡公園が目印となる。
●フェリーの場合
兵庫・明石港からは高速船を運航する「淡路ジェノバライン」で13分。
200円の追加料金で自転車をそのまま持ち込むこともできる。
※「たこフェリー」は2010年11月で休止となりました
詳細は公式サイトで!