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初めてのロングライド・イベント

エントリーしたのはいいけれど、何を準備して何を持って走ったらいいかわからない。そんなロングライドイベント・ビギナーのため、東京サンエスの清野慶太さんが事前の準備から持ち物、注意点までコツをわかりやすくまとめてくれた。

ロングライドの楽しみとは?

1995年全日本ロードチャンピオンのタイトルを持つ清野さんにとって、現役時代のロングライドといえば「長い距離を走る練習」。ロングライド・イベントが人気という話を聞いてもピンとこなかったそうだ。でも、2011年1月の「美ら島オキナワセンチューラン」にサポートライダーとして参加してみて人気の理由がよくわかったという。 ロングライドはすべてが「旅」。実際に走る前もワクワク感を持ちながら会場まで来て、その気持ちのまま長い距離を走る。走ったあとは完走パーティで、その日の出来事を語り合う。家に帰ってからも楽しい思い出に浸れる。まさに旅そのもの!新しい自転車の楽しみ方を知ることができた、と清野さんは語る。

持ち物をきちんと揃えて準備は万端に

パンクトラブルに対応するアイテムはロングライドの必需品。1回だけとは限らないので、チューブは2本用意しよう。スタートや帰りの時間帯は周囲が暗いこともあるので、ライトを忘れずに。これらのアイテムを収納する小型のバックパックも。 □インフレーター(フロア式ポンプ) □予備チューブ×2本 □携帯工具(アーレンキー、タイヤレバー) □サイクルコンピュータ □ライト&テールライト □大会の要項(スタート・ゴール時間、制限時間を確認) □コースマップ(コースミス防止のためルートを確認) イベントでは多くの人と走ることで普段以上の力が出ることがあるが、完走を目指すなら事前の練習は必要。100km以上の距離に初挑戦するなら、せめて事前に70kmくらいは走っておきたい。パンク修理の練習も忘れずに!携帯ポンプやタイヤレバーの使い方に慣れておけば不安なく当日を迎えることができる。
1.補給&休憩の注意点 基本的に食べ物はエイドで配られるものでいいが、アミノ酸やクエン酸などのサプリメントはパフォーマンスを高めてくれるので携帯しておくほうがいい。エイドでは、おもに太腿の表・裏、ふくらはぎなどを伸ばす簡単なストレッチを行なうとその後の走りが軽くなる。 ボトルケージの小物入れ「グランジ・モッテコ1000 ボトルケージセット」1890円(東京サンエス)
2.会場までのアクセス 会場まで自転車を運ぶ方法は3つ。 (1)クルマに積んで運ぶ:移動は楽だが、完走パーティで乾杯はできない。お酒を飲むなら以下の方法で。 (2)輪行(写真左) (3)宅配便(写真右・手ぶらで移動可能)
3.乗車前にチェックすること 自転車を組み立てたあとは必ずバイクの安全チェックを行なう。最低限確認したいのは、ハンドルバー、サドル、クイックレリーズのゆるみ、空気圧、ブレーキの効き。ディレーラーの調子が悪いと感じたら、会場のメカニックサービスを利用しよう。
4.女性参加者へのアドバイス 最近では一人で参加する女性も増え、大会側も女性スタッフを配置するなど対応している。パンク修理のやり方などは学んでおく必要があるが、できないところは頼ってもOK。日焼け対策は忘れずに。日焼け止め、アームカバーなどを用意しよう。 女性は持ち物が増えがち。ウエストに巻いたり、肩にたすき掛けできる軽量の小物入れが便利だ。 ロコゴワ・ロコヒップ 5229円(東京サンエス)
5.どんな格好で走ればいい? ヘルメット、アイウエア、グローブは安全のために必ず着用する。パッド付きのパンツも必需品。ウィンドブレーカー、アームカバーは防寒対策にもなる。また、日焼けによる疲労軽減効果も期待できる。 一般道を走るロングライドイベントでは、自分の存在を周囲に知らせることが安全走行のポイント。耳にやさしい音色のベルで、周囲を不快にすることなく存在をアピールしよう。 VIVA・きづきベル 998円(東京サンエス)

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東京サンエス
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