トピックス
ピッタリいいタイヤの選び方
2011.02.14
タイヤに求められる4つの機能
コンパウンド
タイヤの太さ
TPI
メーカーが推奨する空気圧はどうやって決まる?
転がり抵抗やグリップ力、耐久性、乗り心地などを総合的に判断して決めていく。
タイヤ側面にはメーカーによって空気圧が指定されている。これはメーカー側が考える推奨空気圧で、日本メーカーが国内向けに販売する製品では、片輪に対して一定の荷重が想定して作られている。このときの転がり抵抗の少なさ、グリップ力、耐摩耗性などを総合的に考慮しているのだ。なお、製品によっては最大空気圧のみが指定されている場合もある。そういったときは最大値以下で調整することとなる。
エア圧はどうやって決める?
まずはメーカー推奨空気圧の中間値を入れてみて、続いて低圧気味、高圧気味を試してみよう。
メーカーが上限下限の空気圧を指定している場合は、その中間あたりを試してみよう。その後、高め、低めでどのようにフィーリングが変わるかを体感してみる。一般的に、空気圧が高いほど転がりが軽くなり、低いほど乗り心地とグリップが向上する。また、天候や路面で圧を変えるというのも賢い方法だ。たとえばグリップを稼ぎたい場合(たとえば降雨時など)に、前輪のエア圧を落とすというように。
タイヤの前後ローテーションは有効?
タイヤの寿命を延ばすのにはとても有効。
自転車は走行中、荷重の約7割を後輪が支えている。加えてリヤは駆動輪でもあるため、後輪にかかる負荷のほうが前輪よりも圧倒的に大きい。結果としてリヤタイヤばかり摩耗することになる。タイヤの寿命を延ばすためには、前後タイヤのローテーションはとても有効。1000kmから2000kmごとに前後を入れ替えれば、倍近く寿命を延ばすことも可能となる。
タイヤの寿命を延ばす方法
急制動を避け、直射日光に当たらないようにする。
保管は、外気に触れないようビニール袋などで密封し、押し入れなどの冷暗所に置く。
これは、大気中の酸素やオゾンと反応してゴムが劣化するのを防ぐため。タイヤは寝かすと性能が向上するという話もある。完成直後よりも一定期間熟成させたほうがゴムの組成が安定し、転がり抵抗などは若干小さくなる。
★ホイールから選ぶタイヤ、クリンチャー&チューブレス比較検証は、サイクルスポーツ2月号に掲載しています。