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ボーマNEWモデルを一気乗り!
2010.12.23
ダンシングのスペシャリスト。RS-I (アールエスアイ)
強いスローピングとトップチューブから滑らかにつながるシートステーが特徴的なRS-Iは、ボーマロードラインの旗艦となる新作だ。T700ハイモジュラスカーボンを素材とし、フレーム単体重量880gという軽さを誇る。RS-Iの技術的ハイライトは、DMT(デュアルモールディングテクノロジー)という製造方法である。これは、フレームの内部形状に合わせたシリコン系パーツをエアバッグと併用して成型するもので、均一な内圧をかけることができ、同時に内部のバリの残留を防ぐ。フレームの芯材にエアバッグ以外のものを使用するというのは、トップブランドがハイエンドモデルに用いることがあるものの、まだ珍しい製造方法である。T700という高弾性素材や手間のかかる製法を用いながらこの価格に抑えているのは、繊維会社を母体に持つボーマならではのコストパフォーマンスといえるだろう。
ハンドリングと高速域の伸びが武器。REFALE(リファール)
シートチューブを貫くブルーラインが精悍な印象を与えるリファールは、RS-I、ラピッドR、アルマーらの下に位置する新型ミドルグレードカーボンフレームとしてデビューした。流れるようなラインを持つフレームは、昨年発表されたラピッドRを踏襲するジオメトリーと上下異経ヘッドを備え、優れたコーナリング特性と高い振動吸収性を有する。「疾風」という名のこのフレームが、2011年ボーマの中核を担うことになる。