和田やずか のツール・ド・フランス☆フォトエッセイ ９日目
1997年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影してきたフォトグラファー・和田やずか氏。美しく迫力ある写真には定評があり、ツール100回大会でもエウスカルテルチームに帯同撮影している。CYCLE SPORTS.jpでは、和田氏のフォトエッセイをツール期間中、毎日お届けします！
7月6日 ツール・ド・フランス第８ステージ
ピレネーステージ初日。観客は前日からこの瞬間を見るために待っていた。毎年、熱心なツール・ファンがこんな空気の薄い山頂に集まってくる。標高2001mペイエール峠には残雪が多い
ピレネーの空になびくバスクの州旗。ここから先はスペイン人にとって地元といえる場所。ファンの応援も熱の入りかたが違う。
エウスカルテルチームのエース、アントン。得意の山岳ステージを前におどけてみせた。この日はレースの最終局面でスピードアップを試みたが、チームスカイのアシスト陣に遅れをとり10位という成績。チームメイトのニエベが6位となった。この日、マイヨ・ジョーヌを獲得したのは大本命のフルーム。
第２ステージでは山岳賞ジャージを着ていたフアン・ホセ・ロバトも、ピレネー山岳地帯を前に緊張気味。あのときとは表情が違う
マイヨ・ジョーヌが通るとファンも盛り上がる！南アフリカの英雄・ここまで。
■和田やずか のツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 前日のストーリーはこちら
和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー
1975年生まれ・千葉県出身。
97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。
代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「ｆ」「S」がある。
Website : http://www.wadabros.net
Facebook : http://facebook.com/wadayazuka
Twitter : http://twitter.com/#!/wadayazuka
