エントリー用ロード、GARNEAU RHC
シマノ・105完成車で登場
BBには上位モデルでは当たり前になったプレスフィットタイプを採用。
フレーム形状を左右クランクの幅いっぱいに広げたことにより、ペダリングパワーのロスを抑えることができる。
ヘッドチューブも上下異径となっており、コーナリング性能の向上に貢献している。
またコンポーネントもシマノ・105とすることで、変速、制動の確実な操作が可能。パーツの耐久性も高い。
フレームのグラフィックデザインもさわやかに仕上がっており、所有欲を満たしてくれそうだ。
ガノー・RHC
GARNEAU RHC
シマノ・105完成車価格 15万5400円
フレーム:アルミ
フォーク:カーボン
コンポーネント:シマノ・105
ホイール:シマノ・WH-R501
タイヤ:マキシス・リフューズ 700×23C
ハンドルバー:IDX・アロイドロップバー
ステム:IDX・アロイアヘッドステム
サドル:IDX・ロード
シートポスト:IDX・アロイ
試乗車実測重量:9.01kg(465サイズ、ペダルなし)
サイズ:403、465,500
カラー:ブラック×レッド、ブラック×パープル、ブラック×ブルー
■かなり扁平されたシートステー。アルミフレームではあるが、形状の工夫により乗り心地を向上させている。
■比較的安価なモデルでありながら、ワイヤの内蔵処理が施されている。見た目がスマートになって好印象!
■幅の広いリヤエンドは、ステーとの接合面積を増やすことができるのでパワーの伝達性能を向上させる。
■BBのすぐ上が大きく膨らみパワーロスを抑える。異なる形状のチューブをつなぎ合わせて作り出されている。
ナカジの試乗レポート
以前、この「RHC」と同様6061版アルミのルイガノクラスに試乗したことがあるが、それと比べるとやはり違った乗り味に仕上げられている。
より高剛性に作られているという雰囲気が脚に伝わってくるのだ。
ルイガノのバイクは、レースのようにガンガン走るのではなく、ゆったりサイクリングしましょうよと誘いかけてきたのに対して、こちらはもっとスパルタンな感じだ。
上りでも踏み込んだペダリングパワーをしっかり受け止めようとしてくれる。
プレスフィットBB採用も影響しているのだろう。
ただ、カーボンフレームのような軽快さがあるかといえば、それは難しい。
フレームに肉の厚いチューブを使っているのか、車体重量もそこそこあるので、それが少なからず走りにも影響している気がする。
サードパーティのブレーキキャリパーがセットされていて、今までであればその制動力に期待するべくもなかったのだが、以前よりもしっかりとした感じがする。
さわやかなカラーリングなど、完成車としてまとまったルックスを持ち合わせているのは魅力だ。