パイオニア・ペダリングモニターシステムに新ラインアップ追加
2010年のサイクルモードで発表され、2013年に発売されたパイオニア・ペダリングモニターが早くもモデルチェンジした。 プロチームでのテストを繰り返して開発されたトレーニングツールは競技志向の強いユーザーから高い注目を集め、予想以上の販売実績をあげているという。 今シーズンはベルキンプロサイクリングチームや、国内では宇都宮ブリッツェン、EQAU23が使用する。
話題のトレーニング機器が早くもモデルチェンジ！
人気のペダリングモニターが、早くもマイナーチェンジを行なった。新型のSGX-CA500は基本性能はそのままに、各部のブラッシュアップを図っている。
まずはメーター部。前作より小型軽量化を達成した。選手からは、ハンドリングへの影響を気にする声が上がっていたため、それに対応。
液晶表示もフルカラーからモノクロに。これによって、視認性が下がるかと思いきや、向上しているそうだ。
タッチパネル操作は変わらず。表示内容はラップを取れる機能が追加。Wi-Fiも搭載されたので、トレーニングデータ管理ソフトである「シクロスフィア」にワイヤレスでデータを転送できる。 前作のセンサーとも互換性が維持されているので、メーター部分のみを買い換えることもできる。
（写真左：センサー、マグネット、メーター取り付け台座、写真右：新旧メーターを並べてみるといかに小型化されているのかがよくわかる）
大きく変わったのはBBの回りについていたマグネットがなくなったこと。左右クランクの後ろ側、一ヵ所にマグネットがあれば今までどおりの計測が可能となっている。
これは、クランク裏のセンサーに、ひずみセンサーに加えて加速度センサーを追加したことで、いまクランクが何度の位置を回っているのか、角度を検知することができるようになったためだ。
従来ではスレッドタイプのBBを持つフレームにしか取り付けることができなかったが、この改良でPF86やBB386を搭載したフレームにも取り付けられる可能性が高まった。
すべてのフレームと言い切れないのは、チェーンステーとクランクとのクリアランスが少ないフレームには、まだ取り付けができないため。センサー部がフレームと接触してしまうからだ。
右クランクのセンサーが、今まではタイラップ止めだったが、チェーンリングを固定するポルトを利用するように変更されている。チェーンリングの固定力も十分保持できる。
また、アルテグラのクランクにも対応した。 センサーのクランクへのとりつけは、一度パイオニアへ取り付けたいクランクを送付する必要がある。
トレーニングデータ管理用ソフトであるシクロスフィアも進化した。
数週間、数ヶ月など長期間のトレーニング量をグラフで解析できるようになったほか、対象走行記録のうち、指定した区間だけの数値を解析、表示できるようになった。
細かく、しかし確実に進歩している。
（上写真）クランク裏のセンサー。
（中写真）右クランクへのセンサー取り付けは、チェーンリング固定ボルトを利用するように、改良された
（下写真）フレームに取り付けるマグネット。上の2つを左右のチェーンステーにタイラップで取り付けるか、下の2つを両面テープでフレームに貼り付ける。フレームとセンサーのクリアランスによって使い分ける。
価格情報＆新製品体験会情報
パイオニアは昨年の秋、世界初の画期的な計測と表示によりペダリングを可視化する『ぺダリングモニターシステム』を発売した。
今回新たに、多くのプロサイクリストや競技志向のサイクリストから支持されているシマノ社製クランク「FC-9000」「FC-6800」に対応する高精度ペダリングモニターセンサー 「SGY-PM910H」と、小型軽量化を実現したANT+™対応高性能サイクルコンピューター「SGX-CA500」を発売する。
サイクルコンピューターで取得した走行データをブラウザ上でデータ解析するWebサービス 「シクロスフィア」とともに、トレーニングやレースにおいて、さまざまなアスリートの能力向上を実現する。
パイオニア プラザ銀座で体験会を開催！
ペダリングモニターシステムは4月1日(火)より、パイオニア プラザ銀座（http://pioneer-ginza.jp/event_report/2014/04/41new.html）に展示される。
一般向けに定員制のペダリングモニターシステム体験会を開催する。
日時： 2014年3月29日（土）
（1）11:00～12:30 （2）13:30～15:00 （3）16:00～17:30
開催場所： パイオニア プラザ銀座
講師： 須田晋太郎氏（ウォークライド・シクロアカデミア主任インストラクター）
定員： 各回15名様(ペア応募可) ※応募多数の場合は抽選
参加費： 無料
締切：3月16日（日）
申込方法はこちら
http://pioneer-ginza.jp/event_report/2014/03/329.html
PIONEER PEDALING MONITOR SYSTEM
シマノ・デュラエースFC-9000、アルテグラFC-6800クランク用センサー SGY-PM910H 価格／12万9600円（税抜） SGY-PM910H用マグネットセット SGY-MG910 価格／3800円（税抜） サイクルコンピュータ SGX-CA500 価格／2万9800円（税抜） SGX-CA500用ブラケット SGY-BR500 価格／3800円（税抜） 発売時期：2014年3月末予定
商品の詳細はこちら http://pioneer-cyclesports.com/jp/products/cyclocomputer/
