和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第1ステージ
7月5日 ツール・ド・フランス 2014 第1ステージ
イギリスの警察官とフランスの警察官が帽子を交換して、記念撮影。
第101回ツール・ド・フランスが開幕し、いつも静かなリーズやハロゲートは地元開催の歓びにあふれていた。この日の観戦者は街の人口の倍!?
スタート直後からベテランのフォイクト(トレック)が逃げた。
中間スプリントポイントを取りにいったと思いきや、そのままアタック!一緒に逃げていたジャリエ(ブルターニュ)、エデ(コフィディス)を置き去りに。
まさかの山岳賞狙いだ。
序盤から有力スプリンターのいるチームが集団の先頭にたち、レースをコントロールした。
晴れて清々しい陽気のなか、緑あふれるヨークシャー地方を鮮やかに色分けされた隊列が進んでいく。
ゴール手前で大落車が発生し、歓声が悲鳴に変わった。
地元の期待を一身に背負い、果敢に攻めたカヴェンディッシュだが、転倒という最悪の結末を自ら作ってしまった。
波乱のツール・ド・フランス 2014、第1ステージを制したのはキッテル。ジャイアント・シマノの完璧なスプリント作戦が結果につながった。
表彰式のプレゼンターはロイヤルファミリーが努めるという豪華な演出!右からウィリアム王子、キャサリン妃、ヘンリー王子。
ワールドツアー最年長、42歳のフォイクトが山岳賞ジャージと敢闘賞を獲得! 今季限りでの引退を宣言しており、最後のツール・ド・フランスを満喫しているように見える。
それにしても美しいキャサリン妃には選手も観客も魅了されていた。
和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー
1975年生まれ・千葉県出身。
97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。
代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「f」「S」がある。
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