和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第2ステージ
7月6日 ツール・ド・フランス 2014 第2ステージ
キッテルのアシスト、クーン・デコルトのサドルには、シマノの軽量スポーツカメラが装着されていた!
SHIMANO Race TVにアップされれば、ジャイアント・シマノ列車のスピードを体感できるだろう。
レース序盤、6人が逃げる。
カドリ(AG2R)、ブッシュ(トレック)、クルーズ(ネットアップ)、フォンセカ(ブルターニュ)、ルモワン(コフィディス)、ケムヌー(ヨーロッパカー)はこの日のコースの半分以上を逃げ続け、確実に中間ポイントを獲得していく。
この中から、ルモワンが山岳賞(マイヨ・アポワ)、カドリが敢闘賞を獲得した。
イギリスの丘陵地帯を行く集団。
前日に続き、多くの観客がいたるところで観戦し、選手との接触事故が多発した。
道幅が狭まるとリスクが高くなり、前へ出るチャンスも失うため、選手たちもかなり神経質になっていた。
絶妙のタイミングで、シェフィールドのゴールに飛び込んだヴィンチェンツォ・ニバリ(アスタナ)。
今年、イタリアチャンピオンとしてツール・ド・フランスに出場した「シチリアのサメ」が初のマイヨ・ジョーヌを獲得した。
今大会の優勝候補と目されていただけに、これから先のフルーム、コンタドールとの戦いがますます楽しみになってきた。
和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー
1975年生まれ・千葉県出身。
97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。
代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「f」「S」がある。
Website : http://www.wadabros.net
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