和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第９ステージ
1997年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影してきたフォトグラファー・和田やずか氏。 第101回ツール・ド・フランスではプロチーム「ロット・ベリソル」に帯同し、毎日フォトエッセイをお届けします！
7月13日 ツール・ド・フランス 2014 第９ステージ
ツール・ド・フランス第９ステージはヴォージュ山脈らしい急なアップダウンの続く170kmのコースで行なわれた。
下りを得意とする選手は、これまでの遅れを取り戻すチャンスだ。
序盤に20数人によるアタック合戦が続いたあと、デマルキ（キャノンデール）、マルティン（オメガファルマ・クイックステップ）が抜け出し、後続の混戦をよそに少しずつ差を広げていった。
コーナーを慎重に下る、ニバリ。
逃げた２人との８分以上の差にもペースを守り続けたアスタナは、気付けば追走グループのガロパンに４分差をつけられマイヨ・ジョーヌを明け渡していた。
152.5kmを逃げ切って、ステージ優勝と敢闘賞を獲得したトニー・マルティン。
チームカーからスタッフのガッツポーズが見える。
残り56.5km地点から独走に入ると、最高時速60km超と得意のタイムトライアル状態！
今大会は個人タイムトライアルが第20ステージのみとなっており、そのうっぷんを晴らした形。
積極的な走りで、みごと総合順位逆転！
マイヨ・ジョーヌを手に入れたトニー・ガロパン（ロット・ベリソル）。
連日のフランス人による活躍に、ご満悦のベルナール・イノー氏（左）。
和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー
1975年生まれ・千葉県出身。
97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。
代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「ｆ」「S」がある。
Website : http://www.wadabros.net
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Twitter : http://twitter.com/wadayazuka
