和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014 第20ステージ
7月26日 ツール・ド・フランス 2014 第20ステージ
ツール・ド・フランス第20ステージは、今大会唯一の個人タイムトライアル。
ベルジュラックからペリグーまで54kmものコースを、時速48kmで走ることが想定されている。
大方の予想どおり、TT世界チャンピオン・マルティン(オメガファルマ・クイックステップ)が第1計測からトップタイムを叩き出し、1時間6分21秒でゴール。
そのあとに戻ってくる選手たちのタイムを見守るマルティンは、フルームが君臨した昨年とは違って余裕の笑顔。すべての選手が走り終わると、今大会2勝目が確定した。
そして、区間4位でゴールしたニバリ(アスタナ)の名が、第101回ツール・ド・フランスの勝者として記録されることがほぼ確定した。
王者にふさわしい走りを見せたいと語っていたニバリ(アスタナ)は1時間8分19秒、区間4位でゴール。
ペロー(AG2R)は、パンクでタイムロスしたものの1時間8分48秒、区間7位でゴール。総合2位の座を獲得した。
バルベルデ(モビスター)は不調でトップから4分半遅れでゴール。総合4位と表彰台には届かなかった。
ピノ(FDJ)は1時間9分33秒で走りきり、総合3位を死守。新人賞、マイヨ・ブランでシャンゼリゼの表彰台に上がる。
総合5位として出走したバルデ(AG2R)は途中でパンクに見舞われ、ヴァンガードレン(BMC)に僅差で逆転され6位に。
和田やずか(YAZUKA WADA)フリーランスフォトグラファー
1975年生まれ・千葉県出身。
97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。
代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「f」「S」がある。
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