和田やずかのツール・ド・フランス☆フォトエッセイ 2014　第21ステージ

第101回ツール・ド・フランスは、エヴリーからパリ・シャンゼリゼまでの137.5kmで第21ステージが行なわれた。

各賞も確定した最終日はそのほとんどをパレードのまま進み、パリ市内に入ってからが戦いとなる。

シャンゼリゼ周回コースに入ると編隊飛行が上空をトリコロールで彩り、凱旋門が選手たちを出迎えた。

残り約50km地点からは、シャヴァネル、フォイクト、ポートなどが次々にアタックしては集団に飲み込まれる。

そして激しいゴールスプリントのすえ、マルセル・キッテル（ジャイアント・シマノ）が昨年に続いて最終ステージを制した。

第101回ツール・ド・フランス　４賞受賞者（左から）

【マイヨ・ブラン】ティボー・ピノ（FDJ/フランス）

【マイヨ・ジョーヌ】ビンチェンツォ・ニバリ（アスタナ/イタリア）

【マイヨ・ベール】ペーテル・サガン（キャノンデール／スロバキア）

【マイヨ・アポワ】ラファウ・マイカ（ティンコフ・サクソ／ポーランド）

第101回ツール・ド・フランス　総合上位３名

【１位】ビンチェンツォ・ニバリ（アスタナ/イタリア）89時間59分06秒

【２位】ジャンクリストフ・ペロー（ＡＧ２Ｒ/フランス）+7分37秒

【３位】ティボー・ピノ（FDJ/フランス）+8分15秒

イタリア人によるツール・ド・フランス総合優勝は、1998年のマルコ・パンターニ以来の快挙。

新たなチャンピオン誕生に、イタリアの国旗が誇らしげに翻えっていた。

第101回ツール・ド・フランス　チーム成績

【１位】ＡＧ２Ｒ・ラモンディアル（フランス）

1992年の創立以来、グランツール総合争いを優先してきたAG2R・ラモンディアル。今年は総合５位以内を目標に参戦し、みごとペローが総合２位！ ロマン・バルデは惜しくも６位となったが、チーム全員で表彰台に並ぶことができた。

1975年生まれ・千葉県出身。

97年よりツール・ド・フランスをはじめ世界の自転車レースシーンを撮影。

代表作にエウスカルテルチームに帯同した写真集「R」「ｆ」「S」がある。

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