グラファイトデザイン発表直前のニューモデルを試乗会でキャッチ! GDR・メテオハイブリット
GDR・メテオハイブリット、登場!
カーボンの特性を熟知し、独自のポリシーに基づいたフレームを開発し続けるグラファイトデザイン。同社は自転車フレームに参入して以来、フルカーボンフレームを発表し続けてきた。しかし、次のニューモデルはなんとアルミのメインフレームに、カーボン製シートステーとフォークを装備したハイブリットフレームだ。あえてこのタイミングで発表されたカーボンバックのアルミバイク。
アルミ素材には6061を採用し、”ハイブリット”はすでに発表されているフルカーボンバイクのメテオとはまったく別のバイクとして新設計された。
開発部・新矢氏の確かな理論に基づいた(ブリヂストン・ネオコット時代から続く)37年分のノウハウが踏襲されている。だからカーボンバックから派生したフルカーボンを作るのとはまったく違うフレームに仕上がっているという。
コスト面でもフレームセット価格で13万5000円(税込)はとても魅力的だ。シマノ・105仕様で組み上げても20万円台でまとまる。メテオハイブリットの登場でグラファイトデザインをファーストバイクとして選択しやすくなった。レースからロングライドまで、幅広くユーザーに使用してもらえる1台となるだろう。
モデル名:グラファイトデザイン・メテオハイブリッド
フレームセット価格:13万5000円(税込)
フレーム : アルミ&カーボンハイブリッド(1250g・サイズ530)
フロントフォーク : セミベンドタイプ カーボン( 380g)
コンポ:シマノ・105
シートポストサイズ : φ31.6mm
BBタイプ : 幅68mm BC1.37(JIS)スレッド
ヘッドパイプ規格 : 1-1/8”~1.5”テーパード
ヘッドパーツ : オリジナルヘッドパーツ
実測重量:8.09kg(サイズ530)
当日、実際に試乗した人たちの感想
●重田清行さん
ゼロ発進からの乗り出しが気持ちよかったです。グイグイ踏んでいくとどんどん加速する、ついつい力をかけてしまいペースが上がってしまった。まるで、カーボンバイクに乗っているようでアルミの感じがしなかった。平坦でのレスポンスがとてもよかった。ハンドリングの切り返しもとてもよかったですね。グラファイトデザインの特徴である”しなり”感が弱い印象を受けました。
●依田卓也さん
ハンドルがクイックに反応し、踏み込んだ力がそのまま自転車全体に伝わる。気持ちよく踏んでいけますね、リズムよく踏むとぐいぐい加速する。ゆっくり乗るよりもキビキビした感じで走ったほうが楽しい。下りは軽く力を入れただけでラインがとれてよかったです。荒れた路面を走るとリズムが狂う感じがしました。25Cのタイヤを履いたらいいかもしれません。コスト的にとても魅力的なので、いろいろパーツ選択を試せそうです
●太田好政さん
フィーリングが自分の好みと合っているバイクだと感じました。もっさりしていないので、短距離を走るのにはいいですね。フルカーボンの「メテオ」の場合、自分の脚をあまり使わずに走れます。それに対してハイブリットは力を出した分だけ体力をもっていかれる感じがしました。同じ距離で計測してみましたが、メテオより早く走れましたが、体は疲れやすくなるかもしれないですね。