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国内最高カテゴリー「クップ・デュ・ジャポン」XCOで小野寺健が今季初勝利

5月17日(日)愛媛県八幡浜市・市民スポーツパークにてMTBのシリーズレース CJ(クップ・デュ・ジャポン)のXCO(クロスカントリーオリンピック)が行なわれた。

 

text&photo Ryuta IWASAKI

八幡浜は初優勝!

 

コースはグランドを中心に2つのループで構成される。スタート後の1つ目のループは林間のつづら折りのアップダウン。上りには数カ所急な勾配がある。

グランドに戻り2つ目のループには、八幡浜の名物と言われる急勾配の桜坂、木の根が張り巡らされテクニックが必要とされる『ゴジラの背中』がレイアウトされている。全長5.67km、エリートメンのレースは5周回で行なわれた。

 

『ゴジラの背中』に苦戦する平野

 

 

天気は晴れ。前日の夕方まで降り続いた雨の影響で気温とともに湿度が上がる蒸し暑い状況。昨日の試走で練られた路面の変化を見て選手たちは慎重にタイヤを選んでいた。


13時30分、エリートメンの選手たちがスタート地点のグランドを飛び出した。アスファルトの上りを経て先頭に立ったのは、小野寺健(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM)。その10秒ほどあとに沢田時(BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM)、平野星矢(同チーム)が続く。

 

 

独走を続ける小野寺は終始安定したペース



2周目もトップは小野寺、20秒ほどの差で平野、昨年の全日本覇者の武井享介(FORZA•YONEX)が続く。地元愛媛出身で現在ランキングトップの門田はその後を走る。3周目に入るとさらに後続と差を広げる小野寺、タイムギャップは30秒ほど。

 

 

桜坂を走る斉藤 



4周目、『ゴジラの背中』をスムーズに通過していく小野寺、2位を走る平野は上手く走ることができないことにいらだち声を上げていた。


5周目、最後の桜坂を上る小野寺、2つ目のループを終えグランドに戻る下りではゆとりもあったのか、観客の要望に応えジャンプも見せ会場をわかせた。独走で勝利を手にした小野寺は今シーズン初勝利。2位には初戦で快勝した平野、3位には武井が続いた。

 

 

トップでフィニッシュラインを越える小野寺。八幡浜は初優勝!

 

 

 

 

 

■クップ・デュ・ジャポン XCO リザルト

1位 小野寺健(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM)1時間31分08秒28

2位 平野星矢(BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM)+29秒76

3位 武井享介(FORZA•YONEX)+2分10秒52

4位 斉藤 亮(BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM)+2分44秒16

5位 NINO Surban +3分47秒89

6位 門田基志(TEAM GIANT)+5分16秒36

7位 沢田 時(BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM)+5分23秒95

8位 中原義貴(BH RACING MTB TEAM)+6分40秒71

9位 松尾 純(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM)+7分02秒05

10位 前田公平(BiORACER)+7分12秒38

 

■優勝者平均速度 18.44km/h