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自転車をイタリアと日本との架け橋に!NIPPO・ヴィーニファンティーニ発表会



2015年10月19日、ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使の呼びかけにより「NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ」の活動を紹介する発表会がイタリア大使館にて開催された。

 

チームがイタリア大使館を訪問

ジャパンカップ明けの月曜日、自転車愛好家として知られる谷垣禎一衆議院議員、日本オリンピック委員会の常任理事、日本自転車競技連盟会長である橋本聖子参議院議員、そして日本とイタリア両国からNIPPO、JXホールディングス、デローザなどチームスポンサー各社、イタリア大使館との関係が深いイタリア企業や関係団体などが招待された。

自転車界からは、現日本チャンピオンの萩原麻由子(ウィグル・ホンダ)、現役時代にイタリアのチームで活躍した今中大介氏、宮澤崇史氏、現在トップチームのマッサージャーとして働く中野喜文氏らも出席。2020年の東京オリンピックに向けて、自転車をイタリアと日本との架け橋にしたいという思いを共有した。

 

ドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使:
いま日本では自転車がどんどん盛んになっていて、谷垣さんも自転車に乗っていますし、私自身も自転車通勤で毎日2時間走っています。
静岡県とゾンコランの友好交流イベント「カルニアクラシックインターナショナル フジ・ゾンコラン」は今年イタリアで行われましたが、来年(2016年)は日本で開催します。自転車が日本とイタリアの架け橋になることを期待しています。
 

谷垣禎一衆議院議員:
2004年、クネゴ選手が優勝した時のジロ・デ・イタリアのDVDを持っていますが、すばらしい戦いっぷりでした。当時、財務大臣としてイタリアの財務大臣にお会いしたときに「日本はもっとイタリア製品を買うべき」と言われ、「私はイタリアンバイクを買った」と答えました。彼も自転車好きで夏休みに600kmも走ったというので、負けじとがんばっています。
自転車文化がイタリアの影響を受けて、もっと日本に根付くことを願っています。
 

日本オリンピック委員会 常任理事、日本自転車競技連盟会長・橋本聖子参議院議員:
スケートで転戦していたこともあってイタリアが大好きで、トリノオリンピックの年に生まれた息子に「トリノ」と名付けました。大門さんとはオリンピックに3回一緒に出場しました(いえ1回です、と大門監督)。練習のとき、何とか大門さんの後ろに付いていこうとしたのを覚えています。
私はJOCの強化プログラム責任者として、2020年の東京オリンピックで一人でも多くの日本人が表彰台に立てるよう願っています。
 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ゼネラルマネージャー フランチェスコ・ペロージ氏:
大門監督は親善大使のような存在で、日本人選手がヨーロッパで走るためのチャンスを作っています。イタリアと日本のいいところをミックスした唯一のチームとして、今後も選手の育成をしていきます。ジャパンカップは不運でしたが、同時期開催の「ツアー・オブ・チャイナ 2」ではマリーニが総合2位に入賞しました。この1年間のチームの成果には満足していますし、来年もご期待ください。

私はマーケティングにも力を入れており、チームのドキュメンタリーフィルムを制作してガゼッタのTVで8回に分けて放送しました。ぜひご覧ください。

 

デローザ最新モデルはサイクルモードで発表


デローザCEO クリスティアーノ・デローザ氏:
デローザにとって自転車レースは非常に重要で、プロ選手たちが何を必要としているかを製品作りに生かしています。サイクルモード・インターナショナル2015では、イタリアのデザインと技術の結晶といえる最新モデルを発表します。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザというプロジェクトにより「デローザ」ブランドが日本市場に浸透していると感じています。

 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ  ダミアーノ・クネゴ選手:
昨日のジャパンカップでは落車してしまいましたが、自転車レースではそういうこともあります。ジャパンカップには何度も参戦しており、2度優勝しているのでファンも多くて、いつも楽しみにしています。この「NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザ」というイタリアと日本の混成チームのリーダーを務めることをうれしく思っており、今後は若手日本人選手を育成していきます。

 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ 大門宏 監督 :
私はJOCのコーチ育成制度で1年間イタリアで学びました。それから30年近く経ちますが、運といろいろなご縁に恵まれてここまできました。

オランダのアントン・ヘーシングという柔道選手が、初めて柔道がオリンピック種目になった1964年、日本人が絶対勝たなければいけない時に優勝して柔道を世界に広めたのです。しかし、私には「最初は正座もできなくて苦労した」「お前も自転車で苦労するだろう」と教えてくれました。そのころはイタリアが自転車競技でナンバーワンだったのです。

それで私は、東京オリンピックで日本人が活躍することで世界に認められる。本当の意味でグローバルスタンダードになるチャンスだと思っています。強化活動は日本だけでやるのでなく、イタリアなどさまざまな国の人と協力し、学ぶべきことを学びたいと考えています。

 

窪木一茂がNIPPO・ヴィーニファンティーニ加入


そして、大門監督から2015 全日本ロードチャンピオン、窪木一茂がNIPPO・ヴィーニファンティーニ加入すると発表された。
詳細 http://www.cyclesports.jp/depot/detail/54256


 

NIPPO・ヴィーニファンティーニ 2015 ジャパンカップ出場選手
・ダミアーノ・クネゴ
・ジャコモ・ベルラート
・ピエールパオロ・デネグリ
・アントニオ・ニーバリ
・山本元喜

山本選手のコメント:
ジャパンカップは残念ながらクネゴが落車でリタイアしてしまいましたが、すぐにデネグリ中心に切り替えて、上りでいい位置取りをしてくれたので良かったと思います。NIPPO・ヴィーニファンティーニはとても仲のいいチームなので、今回のようにメンバーが二手に分かれて参戦するときもまったく問題ありません。クネゴを中心によくまとまっています。自分もチームに頼られる選手になりたいです。


 

問い合わせ先

NIPPO・ヴィーニファンティーニ
http://teamnippo.jp/