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エンジョイ6ホイール オススメの立ち寄り所 自転車を車載して行動範囲を広げよう

エンジョイ6ホイールライフで訪れた埼玉県ときがわ町。今回の取材で登場した自転車乗りにオススメしたい立ち寄り所をまとめて紹介する。ときがわ町へサイクリングに行った際は利用してみてはどうだろうか。
 
text:赤嶺文昭 photo:大西 靖

サイクリストの憩いの場「TOKIGAWA BASE」

建物内はサイクリストの休憩場所となっている。平日は無人だが、土日はスタッフがいる。日曜日にはカレーの販売も
建物内はサイクリストの休憩場所となっている。平日は無人だが、土日はスタッフがいる。日曜日にはカレーの販売も
「TOKIGAWA BASE(トキガワベース)」は、地元ときがわ町の有志が中心に運営する、サイクリスト向け施設。外にはバイクラックが設置されており、元々コンビニだった建物内は休憩スペースとなっている。自販機も設置されており、飲み物や補給食、カップラーメン、さらにはタイヤチューブ等が販売されている。休日ともなると多くのサイクリストが利用する憩いの場だ。

今回の取材ではここを起点としてコース設定。ときがわ町周辺の駐車場としては、東武東上線沿線の「小川町駅」や「つきのわ駅」前にタイムズがあるのでそちらを起点にするのもいいだろう。TOKIGAWA BASEまで約10km。

なおTOKIGAWA BASEでもクルマで訪れるサイクリストのために駐車スペースを確保している(詳細は要問合せ)。


問・Tokigawa Base Cycling Support オープン時間:8:00〜17:00
住所:埼玉県比企郡ときがわ町大字西平184-1
TEL:0493-81-6695
 
施設内のサイクリスト向け自動販売機には補給食の他、チューブやクリート等、この施設ならではの品揃えも
施設内のサイクリスト向け自動販売機には補給食の他、チューブやクリート等、この施設ならではの品揃えも
TOKIGAWA BASE代表・福田修史さん
TOKIGAWA BASE代表・福田修史さん

サイクリングの後は温泉や美味しい食事でくつろぐ

地の美味しいものや温泉、お土産なんかも買いたい。せっかく彼の地に行ったのなら、そこでいろんなものや事と触れ合いたい。6ホイールは、そんな楽しみ方にぴったりなスタイルだ。

昭和レトロな温泉で汗を流せる「玉川温泉」

玉川温泉入り口では昔懐かしい3輪トラックが迎えてくれる
玉川温泉入り口では昔懐かしい3輪トラックが迎えてくれる
サイクリングで汗をかいた後は、温泉に入ってさっぱりしてから帰路につきたいもの。そこで向かった先はTOKIGAWA BASEからクルマで約10分の玉川温泉。昭和レトロな銭湯の雰囲気漂う、ときがわ町の憩いの場だ。広々とした内風呂や木の香り漂う露天風呂が魅力だが、入り口のオート三輪はもとより、店内で販売しているサイダーや駄菓子が懐かしい気分にさせてくれる。

寒い時期には汗で冷えた体を温めて疲れを取ってから帰ることができるし、日暮れを気にしなくても大丈夫。クルマで現地まで行ったからこそできるスタイルだ。

■玉川温泉
住所:埼玉県比企郡ときがわ町玉川3700 ☎:0493-65-4977
営業時間:10:00〜22:00(土日祝のみ5:00〜22:00、最終入館21:30)
定休日:年中無休
入館料金:平日/大人800円(子供400円)※夜割あり
土日祝日/大人850円(子供400円)※朝割・夜割あり
 
昭の湯と和の湯に分かれていて、週ごとに男湯と女湯が入れ替わるようになっている
昭の湯と和の湯に分かれていて、週ごとに男湯と女湯が入れ替わるようになっている
圧巻は店内の玉川商店で販売されている全国の地サイダー。瓶の形もラベルも様々で眺めているだけでも楽しい
圧巻は店内の玉川商店で販売されている全国の地サイダー。瓶の形もラベルも様々で眺めているだけでも楽しい

地の新鮮野菜をふんだんに使った素朴な味が嬉しい「古民家カフェ枇杏」

立派なたたずまい。庭にはサイクルラックも用意されている。店名は「びあん」と読む
立派なたたずまい。庭にはサイクルラックも用意されている。店名は「びあん」と読む
八高線の明覚駅そば、県道172号線沿いの枇杏を訪れた。築180年の古民家に造られたカフェは、気取らずシンプル、店内・外も落ち着いた佇まい。地元ときがわの新鮮な野菜を、旬で一番美味しい時季にふんだんに使用する料理が人気のお店だ。

■古民家カフェ枇杏(びあん)
埼玉県比企郡ときがわ町番匠640-1
TEL:0493-65-3893
営業時間:11:00〜18:00
定休日:月曜、第1・3火曜日(祝祭日は営業)
 
日替わりランチは限定15食、本日の日替わりメニューは鶏の唐揚げ、これに小鉢、サラダ、香の物、汁物、ご飯(白米or黒米)、デザート&コーヒーがついて1580円
日替わりランチは限定15食、本日の日替わりメニューは鶏の唐揚げ、これに小鉢、サラダ、香の物、汁物、ご飯(白米or黒米)、デザート&コーヒーがついて1580円
玄関で履物を脱いであがる店内は趣のあるつくり。取材当日は平日ながら多くのお客さんで賑わっていた
玄関で履物を脱いであがる店内は趣のあるつくり。取材当日は平日ながら多くのお客さんで賑わっていた

取材後記

■贅沢な日帰りツーリング(加茂)

ふと思い立ったときに自由に好きな場所に直行できるクルマ+自転車というスタイルは都内からの自走が苦手な私にピッタリです。あの峠の頂上までたどり着ければ、あとはビューンと下って美味しいご飯と気持ちがいいお風呂へクルマで直行!と思うと、なんだか白石峠という難所も近く感じました。上りきった景色はやはり絶景で、日常にはない達成感を味わうために上るのかなと思ったりします。
帰りは心地よい疲労を感じながら、クルマでのんびりと都内の明かりを目指す、贅沢な旅でした。
 
■おいしいトコロをしっかり走れる(中島)

自転車をクルマに積むのはロケに行くときやイベントに参加するとき。週末のライドは自宅から自走で出かけて帰ってくるスタイルばかりでした。途中に立ち寄るところといえばコンビニと、昼食のためにパン屋やうどん屋にさっと立ち寄るくらい。それ以外はひたすら走っているというのが自分のスタイルでした。
でも今回、走りやすいエリアまでクルマで移動してツーリングをスタートしてみると、街中の混雑した道路の路肩を排気ガスにまみれながらクリアしていく過程がなく、車中は仲間との会話ができたりとなかなかに楽しい取材でした。
特に日が短くなるこの時期、朝の寒さ、日暮れの時間に躊躇せずにおいしいトコロだけ走るにはクルマはとてもいいツールだと思います。

本編はこちら↓