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新城幸也の活躍を毎日お届け! Daily アレ!アレ!ユキヤ! 2016 ツール・ド・フランス チームプレゼンテーション〜第3ステージ
2016.07.05
6月30日 チームプレゼンテーション【ノルマンディー】
第103回ツール・ド・フランスのチームプレゼンテーションが、第二次世界大戦のノルマンディーの戦いで最初に解放されたサント・メール・エグリーズで行われた。
プレゼンテーションに登場したランプレ・メリダ、その中でユキヤはキャプテンのルイ・コスタに続き2番手で舞台へ。いつも通りに笑顔を振りまき、メリダ・リアクトにまたがってパレードコースを1周していった。ユキヤのゼッケンは152番。7月2日土曜日から、ユキヤ6回目のツールがいよいよ始まる。
7月1日 開幕前日・記者会見【ノルマンディー】
ツール・ド・フランス開幕前日、日本人取材陣の要請により例年どおり記者会見に応じてくれたユキヤ。チームのGMであるブレント・コープランド、監督のフィリップ・モデュイとコーチのダニエーレ・リーギも同席し、期待のほどをうかがわせた。
コープランドは「チームのために働くだけでなく、彼のためのスペースも用意してあります。逃げに入ったときは、優勝の可能性も見つけられると思う」とコメント。
続いてユキヤは「最近のツールでは勝負にかかる走りをしていなかったので、そういう逃げにもぐりこんで勝負したいです。チームから与えられた仕事はルイス・メンティスをアシストすること、特に山へ到達するまでにタイム差を取られないようにすること。もう一つは自分の成績を狙っていくことです。でも逃げを本気で狙い出すのは第8ステージ以降かな? 太陽が出てくれば僕のコンディションも上がってきます!」と話し、会見を締めくくった。
パリまであと 3535km
7月2日 第1ステージ【モン・サン・ミッシェル〜ユタビーチ 188km】
今年のツール・ド・フランスは、世界遺産のモン・サン・ミッシェルからのスタートとなった。ステージでサインを済ませた198名の選手はモン・サン・ミッシェル前までパレード走行を行い、ラ・マルセイエーズの演奏とともにスタートを切った。
レースは逃げを行かせたものの、今年数少ない平坦ステージとあって、スプリンターを擁するチームがレースをコントロール。ゴールスプリントはカヴェンディッシュが仕留め、マイヨジョーヌを獲得した。
しかし、ラスト27kmで前を走る選手がペダルを外し、前輪を払われてユキヤが落車したのだ! ドクターカーに手当を受け集団に復帰したユキヤは、トップと同タイムの117位でフィニッシュ。右肩と左指の打撲で骨折ではないらしいが、どうか無事で明日のスタートラインに立ってほしい。
パリまであと 3347km
7月3日 ツール・ド・フランス 第2ステージ【サン・ロー〜シェルブール・アン・コタンタン 183km】
ユキヤは時折小雨の降るサンローのサイン台へと走ってきた。昨日のケガはまだ痛む様子で、「しばらくはおとなしく走ります」とサインを済ませ、補給のパワーバーやジェルを背中に詰め込んでスタートしていった。ヘルメットにはクリアのカバーがかけられ、これはエアロ効果よりも今日の場合は防寒・防水の意味がありそうだった。
レースは昨日同様逃げが形成され、メイン集団がこれをコントロールしつつ追う展開。ユキヤはチームメイトのアシストをしつつゴール前の坂を迎え、小さなグルペットのなかで166位でフィニッシュした。「ケガは大丈夫?」の問いに頷いていたから、明日もユキヤの元気な走りが見られそうだ。
パリまであと 3164km
7月4日 ツール・ド・フランス 第3ステージ【グランヴィル〜アンジェ 223.5km】
第1ステージの落車から2日、ユキヤの右肩と左親指は徐々に回復している。ただ、まだ右手で補給をとるのは厳しいらしい。「まぁなんとかなるでしょう」と、ユキヤは持ち前の明るい顔でスタートしていった。
レースは地元の選手、アルマンド・フォンセカ(フォルトゥネオ)が0kmアタックを決め、独走する展開。集団は談笑しながらステージ前半をこなした。下の写真はメイン集団、さぁ、ユキヤを見つけられますか?
そして大方の予想どおり逃げは吸収され、スプリントに。最初に手を挙げたのはグライペルだったが、僅差でカヴェンディッシュが勝利を挙げた。ユキヤもチームメイトのそば、67位でフィニッシュ。総合は139位となっている。
パリまであと 2940.5km