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新城幸也の活躍を毎日お届け! Daily アレ!アレ!ユキヤ! 2016 ツール・ド・フランス 第13〜第16ステージ
2016.07.20
7月15日 第13ステージ【個人タイムトライアル 37.5km】
「今年のツールは天気に恵まれてない」とユキヤがつぶやいた。雨の日ばかりではないものの、晴れの日も強風だったりして、レースが難しくなるのだろう。今日も風速20mほどの風が吹いており、37.5kmのタイムトライアルは簡単ではなさそうだ。
メリダ・ワープを駆るユキヤには後輪にディスクホイールがチョイスされていたが、その風が心配だ。「(前を走る)他の人を見て考えます」とユキヤ。
11時45分にスタートしたユキヤは快調に走り、59分14秒(平均時速37.9km)でフィニッシュ。区間成績は167位、総合は140位と変わらず。
パリまであと 1184.5km
メリダ・ワープを駆るユキヤには後輪にディスクホイールがチョイスされていたが、その風が心配だ。「(前を走る)他の人を見て考えます」とユキヤ。
11時45分にスタートしたユキヤは快調に走り、59分14秒(平均時速37.9km)でフィニッシュ。区間成績は167位、総合は140位と変わらず。
パリまであと 1184.5km
7月16日 第14ステージ【モンテリマール〜ヴィラール・レ・ドンブ 208.5km】
強い向かい風が予想された今日のステージは、なんとスタート時間を15分くり上げるという指示が昨日のうちに出された。「(風で集団が)バラバラになるかもしれない」というユキヤの予想だったが、4人の逃げが決まるとレースは粛々と進み、平均時速30km台で進行した。
逃げはラスト5kmを切って吸収され、130人ほどの大集団のスプリントはカヴェンディッシュがツール30勝目を飾った。ユキヤのチームメイトのダヴィデ・チモライが単騎スプリントに挑んで8位、ユキヤは81位でフィニッシュ。総合は少し上がって137位となっている。
パリまであと 976km
7月17日 第15ステージ【ブール・カン・ブレス〜キュロズ 160km】
アルプスを間近に望むグラン・コロンビエール峠など6つの峠を越える山岳ステージ。ユキヤはチームの中で4台用意されたローラー台に自分の自転車を見つけ「逃げに乗るためにアップしろってことですね」と微笑んだ。
「ルイ(コスタ)とヤン(ポランツェ)を逃げに乗せる」という指示のもと、序盤のアタック合戦には加わったものの、1級の上りが始まると「前で行ける気がしなかった」と後ろに下がる。
しかしカテゴリー超級の峠、グラン・コロンビエールにかかると調子を取り戻し、かなり前の方で峠をクリア。「エンジンのかかりが遅いってことですね」と苦笑いしながら、今日は102位でフィニッシュ。総合は131位となっている。
パリまであと 816km
7月18日 第16ステージ【モアラン・アンモンターニュ〜ベルン 209km】
休養日を前に、今日のステージはラスト2kmに設定された250m、7%の石畳がどんな結果を生むかが話題となっていた。天候は晴れ、沿道の気温は30度をゆうに超え、選手たちは頻繁に補給をとった。
レースはジュリアン・アラフィリップとトニ・マルティン(エティックス・クイックステップ)の2人の逃げで始まり、ユキヤらは集団待機となった。しかし後半、ルイ・コスタのカウンターなど激しい動きのあと、噂の石畳区間でセプ・ファンマルケ(ロット・ユンボ)らが攻撃に出た。
ドイツ語の多く聞かれるベルンの人々の大歓声の中、素晴らしいスピードで先頭集団は上りきり、数分後にユキヤも苦しそうな顔を見せながら上ハンを持ってこの坂を上った。ユキヤは区間120位、総合は130位にちょっと上った。
パリまであと 607km
7月19日 第2休養日【ベルン】
今大会2回目の休養日はスイス、ベルンでの滞在だ。ユキヤのホテルは昨日のステージのフィニッシュからほど近く、明日のステージのスタートも目の前だ。夕方5時に指定された記者会見は、いつも通りなごやかな雰囲気で始まった。
序盤戦で負ったケガはもうほぼ大丈夫な様子で、左手親指の突き指も「僕には荒療治が必要みたいですね」と、動かすことによって治ってきたそうだ。
現在総合12位と健闘中のルイ・マインティースについては「今はタイムを失わない競争ですね。見ていると何人かキツそうな選手がいるので、きっとトップ10に入ってくれるんじゃないかと思います」とコメント。
気になるユキヤ自身の走りについては「最初に目標に掲げた、ステージ優勝争いに加わる逃げ、という点では、TTとパリを除いてあと実質3ステージで終わる。明日は逃げ切りがあるかもしれない日、一年、待ちに待ったツールなので、しっかり走りたい」と話した。
パリまであと 607km