トピックス
2016ユーロバイク速報02
2016.09.04
パーリー
ディスクブレーキがロードバイクに搭載された時点で、誰かがやるだろうと予測できたディスクブレーキ+エアロ。ユーロバイクで、パーリーがエアロカバー付きディスクブレーキを搭載トライアスロンバイクを発表。ユーロバイクゴールドアワードを獲得しました。
シマノ
シマノ新型デュラエースのDi2油圧ディスクブレーキモデル、最終プロトタイプが ユーロバイクショーの会場でお披露目された。シリンダーをブラケットの根元側に内蔵。一見すると機械式と見まごうサイズに仕上がっている。
ディスクブレーキの性能をいかんなく発揮するために無視できないのが放熱性能。デュラエースのディスクブレーキローターは内側ほとんどの面積を放熱フィンが占めている。これによって約30度C冷却能力がアップする。
新型デュラエースDi2では、バーエンドに収まるコンパクトなジャンクションが登場。現行モデルのジャンクションAに近い機能を持っている。フレームの設計次第ではダウンチューブなどに内蔵することも可能になるので、よりフレーム設計の自由度が上がり、見た目がスマートでユーザーの使いやすさも向上するだろう。
Di2ケーブルも新しいモデルが登場。今まではケーブルの両端にジャックがあるものしかなかったが、新たに三又タイプが登場。上記で紹介した新型ジャンクションとあわせることで、ワイヤリングの自由度がアップする。
シマノのシティ用新コンポーネント「メトレア」は、会場のエントランスで大きな展示スペースを確保。各社のシティーバイクに取り付けて、そのマッチングをアピールしていた。エントランスの柱を覆うようにシマノ・メトレア搭載車がずらり。
シマノからロードシューズのニューモデル「S-PYHRE」シリーズが登場。大きなヒールカップとインソールでかかとを安定させる。ロードモデルのほかXCモデルもある。
スラム
スラムはレッドeタップの油圧ディスクブレーキバージョン「レッドeタップHRD」を正式にリリース。開発のためのテストは、クルマのヒルクライムレースで有名な米国コロラド州パイクスピークで行った。
レッドeタップHRDは、単に無線変速に対応しただけではなく、「ハイドロHC」という新しいフォーマットに進化した。よりブリーディングなどのメンテナンスが楽になるようキャリパーの構造も改善されている。
ZIPP
ホイールメーカーZIPPは、「ディスクブレーキ対応のディスクホイール」である「スーパー9ディスクブレーキディスク」を発表。チューブラーとフルカーボンクリンチャーが用意される。
ZIPPの新型ホイール「202NSWカーボンクリンチャー」。32mmハイト、最も広いところで25.4mm幅のフルカーボンクリンチャーリムをもつホイール。ブレーキ面の特殊加工により、ウエット時により高いブレーキング性能を発揮する。新構造のフリーボディーは、36個の穴に爪がかみ合うような独自の構造になっている。
Eバイク
今年は、よりEバイクの展示が増加。会場周辺を走るバイクも、半数はEバイク。定着していることを感じる。トレッキングバイク、MTBはもちろん。カーゴバイクもEバイク化がはじまりまった。
Eバイクといっても、そのユニット形状は実に多様。会場の一角には現行のユニットが一堂に会する展示が行われていた。
バイクパッキング
本誌9月号でも紹介した「バイクパッキング」は複数のブースが展示を行っていた。ひとつのムーブメントになっていることが伺える。