トピックス
ジャイアントの2017モデル展示会レポート
2016.09.05
ロードは新シリーズ「コンテンド」が登場
ジャイアントのロードモデルは、従来はオールラウンダーの「TCR」系、エアロロードの「プロペル」系、エンデュランスロードの「ディファイ」系という3つの系統があった。そのTCR系とディファイ系の中で、エントリーグレードの「TCR」と「ディファイ」が統合され、新たに「コンテンド」というエントリーグレードの系統が登場した。ディファイのフロントセクションとTCRのリヤセクションを組み合わせたジオメトリーは、ディファイの快適性とTCRの反応性の融合を狙ったものだ。
エアロロードの「プロペル」系は、フレームには大きな変更はなく、カラーリングと完成車のパーツアッセンブルのみ。完成車に3年ぶりにスラムのコンポ搭載モデルが登場した。
TCR系では、「TCR アドバンスドSL」と「TCR アドバンスド プロ」にディスクブレーキモデルが追加された。12mmスルーアクスルとフラットマウントのブレーキマウントを持つ。「FS TCR アドバンスドSL ディスク」はフレーム販売(32万円(税抜))のみ、「TCR アドバンスド プロ ディスク」は完成車販売(47万円(税抜))のみとなる。「TCR アドバンスドSL」の完成車3モデルのうち、2モデルは新型デュラエース(R9100系)を搭載する。
なお、従来の「TCR」が「コンテンド」に生まれ変わった事により、TCR系のアルミフレームモデルは「TCR SLR」シリーズのみになる。「TCR SLR」のフレームもモデルチェンジし、9%の軽量化しつつ、旧モデル比でハンドリング剛性18%、ペダリング剛性が10%アップした。「バリアント」カーボンシートポストの採用により、快適性も向上させている。
なお、従来の「TCR」が「コンテンド」に生まれ変わった事により、TCR系のアルミフレームモデルは「TCR SLR」シリーズのみになる。「TCR SLR」のフレームもモデルチェンジし、9%の軽量化しつつ、旧モデル比でハンドリング剛性18%、ペダリング剛性が10%アップした。「バリアント」カーボンシートポストの採用により、快適性も向上させている。
日本国内では2016モデルの取り扱いがなかったトライアスロン/TTモデルの「トリニティ」が復活。エアロボトルやストレージなどの装備が充実したトライアスロン用完成車2モデル、UCIレギュレーションに準拠したロードTT用フレームセット1モデルと完成車1モデルが用意される。
「コンテンド」の登場により「ディファイ」系は全モデル「カーボンフレーム+12mmスルーアクスル+フラットマウントディスクブレーキ」という組み合わせになった。トップモデルの「ディファイ アドバンスド SL 0」(完成車価格75万円)はスラム・レッドeタップ+油圧ディスクブレーキを採用している。
女性向けブランドLiVでは、世界初の女性専用トライアスロンバイク「アヴォウ」が登場。3サイズ用意される内、最も小さいXXSサイズでは、前輪に650Cサイズを採用し、小柄な女性でも無理なくフォームをとれるようになっている。
MTBでは、エンデューロ向けの「トランス」とクロスカントリー向けの「アンセム」で「マエストロ」サスペンションシステムがアップデートされた。リヤサスペンションのロッカーアームがカーボンコンポジット化され、アルミ製と較べて50%の軽量化と25%の剛性アップを果たしている。
クロスバイクの名作「エスケープ」の軽快さはそのままに、さらに安定性を高めて走りの舞台を大きく広げた「グラビエ」。2017モデルではタイヤ幅を45mmにアップ(従来は40mm)。軽量化されたフレームとの組み合わせで、軽さを犠牲にする事なく、安定性を飛躍的に向上させた。
バイクだけでなくグッズも充実
ジャイアントは、1社で自転車本体だけでなく、オリジナルのパーツやアパレルなど、自転車生活に必要な物のほとんどをカバーできてしまう数少ないブランドの1つだ。
そんなジャイアントの豊富なラインナップの中から、注目のニューモデルをいくつか紹介する。
まずパーツ関係では、ロード用のチューブレスレディタイヤ「ガビア」シリーズが登場する。同社のロード用カーボンリムホイールと、専用のシーラントを組み合わせれば、軽量で高性能かつ耐パンク性の高いチューブレスタイヤができあがる。255gの「ガビア SLR」(6000円(税抜))と310gの「ガビア SL」(4500円(税抜))の2モデル。
チューブレスタイヤ装着の際、ビードを上げる時に一気にタイヤの内圧を上げてやる必要があるのだが、その作業を簡単に行う為の「コントロールボックス」(5500円(税抜))も発売される。これは、通常のフロアポンプと組み合わせて使うハンディサイズのエアータンクで、タンク内に溜めておいたエアーを一気に送り込む事で、タイヤ内圧を瞬時に高めてビードを上げるという物だ。
そんなジャイアントの豊富なラインナップの中から、注目のニューモデルをいくつか紹介する。
まずパーツ関係では、ロード用のチューブレスレディタイヤ「ガビア」シリーズが登場する。同社のロード用カーボンリムホイールと、専用のシーラントを組み合わせれば、軽量で高性能かつ耐パンク性の高いチューブレスタイヤができあがる。255gの「ガビア SLR」(6000円(税抜))と310gの「ガビア SL」(4500円(税抜))の2モデル。
チューブレスタイヤ装着の際、ビードを上げる時に一気にタイヤの内圧を上げてやる必要があるのだが、その作業を簡単に行う為の「コントロールボックス」(5500円(税抜))も発売される。これは、通常のフロアポンプと組み合わせて使うハンディサイズのエアータンクで、タンク内に溜めておいたエアーを一気に送り込む事で、タイヤ内圧を瞬時に高めてビードを上げるという物だ。
ライダーエキップメントでは、ヘルメットとシューズに動きがあった。
ヘルメットでは、ツールでジャイアント・アルペシンの選手が使用した「パスート」(1万9000円(税抜))が登場。通常のロード用ヘルメットの通気性と、エアロヘルメットの空力性能を兼ね備えた、オールラウンドモデルだ。
また、ハイエンドモデル「レブ」と「リベット」にはMIPS(Multi-directional Impact Protection System(税抜))採用モデルが追加された。
ヘルメットでは、ツールでジャイアント・アルペシンの選手が使用した「パスート」(1万9000円(税抜))が登場。通常のロード用ヘルメットの通気性と、エアロヘルメットの空力性能を兼ね備えた、オールラウンドモデルだ。
また、ハイエンドモデル「レブ」と「リベット」にはMIPS(Multi-directional Impact Protection System(税抜))採用モデルが追加された。
シューズは、ラスト(シューズの形の原型になる足形)がHV(ハイボリューム)の物に変更された。欧米人に較べて甲高幅広と言われる日本人の足にフィットしやすくなっている。ただし、このHVラストは、幅についてはあまり広げておらず、甲のボリュームアップがメインとのことで、幅広の人だと、爪先が狭く感じてしまう可能性はあるそうだ。