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「ビルクライム」って一体何だ?初開催の「東京ダイバーシティ・ビルクライム」を走ってみた!

10月21日(金)にお台場で行われた「東京ダイバーシティ・ビルクライム」。「ヒルクライム」の誤字ではなく、本当にビル(立体駐車場)をクライムする都市型エンターテイメントレースだ。いったい金曜の夜のお台場でどんなレースが行われていたのか、編集部員が潜入取材。他では見られない実走動画は必見!



開催日●2016年10月21日(金)
開催場所●東京都・ダイバーシティ東京プラザ駐車場特設コース
主催●株式会社フジテレビジョン

 
text: 江里口恭平、photo:Yazuka Wada、吉田悠太、江里口恭平

一度は上ってみたかった、立体駐車場で自転車レース!

自転車乗りにはおなじみの山や坂に設置されたコースを走ってタイムを競う「ヒルクライム」。「ビルクライム」とはその名の通り、都心のビル駐車場でヒルクライムを行うという、いたってシンプルだけれども前代未聞のイベントだ。
 
コースが設置されるのは東京臨海副都心スポーツフェスティバル「ダイバーシティ東京」。あのガンダム等身大模型の裏にある施設の立体駐車場を、1階から7階まで使用する。レースはカテゴリーに分けられており、キッズA(小学校低学年)キッズB(小学校高学年)そして既定の電動自転車を使用して行われる一般(E-BIKE)では指定された人数内でコースタイムを競い合う。
またロードバイクで出場できる一般(ロード)、実業団登録選手によるエリート(ロード)カテゴリーでは、1本目のタイムで上位15人を選出。決勝に勝ち進んだ15人で2本目を走ったうえで2本のタイムの合計で最終順位を決定する。
最速となる選手には初代「キング・オブ・ビルマウンテン」の称号が与えられる。初代王者をめぐってお台場の夜に熱い闘いが繰り広げられた。
ふだん見慣れたビルの立体駐車場。そこに坂好きのサイクリストたちが集まった
ふだん見慣れたビルの立体駐車場。そこに坂好きのサイクリストたちが集まった
ダイバーシティ東京の駐車場は1階から5階までがワンウェイで繋がっているため、ヒルクライムとしてはコースの緩急がつく
ダイバーシティ東京の駐車場は1階から5階までがワンウェイで繋がっているため、ヒルクライムとしてはコースの緩急がつく
花金の夜、都心のビルへ駆け上がるのは気持ちが高ぶる
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間近にはお台場のシンボル、フジテレビ社屋が立つ
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実際に走ってみた!(動画あり)

さて、今回は編集部・江里口が実際にアクションカムを使用して一般(ロード)カテゴリーのレースに出走!何はともあれまずはこの動画をご覧いただきたい。





このレース、走ってみた実感としてこれは従来のヒルクライムというより、「ビルクライム」という新たなカテゴリーのレースなのではないかと思えるくらい登坂力以外を必要とするものだった。
はじめの直線で加速してスピードに乗ることができたものの、180度のタイトなコーナリングで減速してしまうと、またそこから加速し直すという、インターバルがかかってしまう。一息で淡々と上る、といった感じではなく、小さな坂を何本も全力で駆け上がる能力と、それに加えてコーナーをいかに減速することなくクリアするか、というテクニック要素が強かった。
結果は59秒台となんとか1分を切ったが、最後のコーナー周辺で脚ははもうぎりぎり。エンターテイメントとして楽しく上るレースだと思って参加したが、気がつけば全力で踏みすぎて、せっかくのお台場の夜景を見ている暇が無かった気がする……。


動画の雰囲気そのままに、大会は盛り上がりの末幕を閉じた。ビルの立体駐車場を使用するという特性上開催地を選ばないため、新たなレースや次回の開催も期待される。実際に参加した人々も「リベンジしたい!」という声も多かった。これから「ビルクライム」は要チェックだ。
 
遊びゴコロあふれるイベントらしく、参加する側もコスプレで盛り上げた
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こちらは会社員のコスプレ……ではなく本当に仕事終わりにそのまま出場した人も。電動アシストカテゴリーでは同一のEバイクで競技が行われた
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完走証ももちろんもらえる。全カテゴリーで300人ほどだが、完走率はもちろん100%
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電動アシストカテゴリーでは、通常のレースとは違ったものとなると思いきや最後は地脚の差だったと入賞者は語る
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キッズAカテゴリーでの表彰。大会アンバサダーのアイドルガールズ「PASSPO☆(パスポ)」と記念撮影だ
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ゲストライダーの宮澤選手が出したトップタイムは49秒台!会場のボルテージも最高潮
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問い合わせ先

「ダイバーシティ東京・ビルクライム」公式Facebook
https://www.facebook.com/DCT.BILCLIMB/