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今年は星空の下を激走! スターライトクロス 2016

サイクルモードの併設イベントで
昨年は7000人が来場したスターライトクロス。
今年は開催3年目で初めて快晴に恵まれ
大勢の参加者と観客が
星空の下でエキサイティングな
ナイト・シクロクロスを堪能した
 

幕張の一日を夜まで楽しめる、ナイト・シクロクロス

サイクルモード会場からたった10分歩けばナイト・シクロクロスが見られるなんて夢のようだ。今年はシケインが会場入口のすぐ近くに設置されていた
サイクルモード会場からたった10分歩けばナイト・シクロクロスが見られるなんて夢のようだ。今年はシケインが会場入口のすぐ近くに設置されていた
 
サイクルモードの併設イベントとして2014年にスタートした『弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLE MODE』が、今年も幕張海浜公園特設コースで11月5日(土)、6日(日)に開催された。

スターライトクロスは人気漫画『弱虫ペダル(原作・渡辺航/週刊少年チャンピオン)』が冠スポンサーに付き、昨年は7000人もの来場者を記録。サイクルモード帰りの観戦イベントとして着実に定着してきた。

その魅力は、何と言っても日没後に開催されるナイト・シクロクロスだ。過去2年間はあいにくの曇空だったが、3年目の今年はやっとお天気に恵まれ、初めて星空の下で開催された。

第3回大会は2日目にシクロクロスコースを全開放して行うオフロードバイク試乗会『オフロードバイクデモ』が開催されたため、1日目の土曜日にだけ、AJOCC公認のシクロクロスレースが開催された。
 

 
投光機で照らされた特設コース。今年はお天気に恵まれ、空には星が輝いていた 
投光機で照らされた特設コース。今年はお天気に恵まれ、空には星が輝いていた 
90分のエンデューロは夕暮れ時にスタート。太陽が沈み、コースが暗闇に包まれると、まばゆい電飾を身にまとったライダーたちが仲間の声援を受けながらナイト・シクロクロスを堪能していた。

大会冠スポンサーである『弱虫ペダル』の作者、渡辺航さんと一緒に走れる『弱虫ペダルライド』も今年はナイトライドイベントになり、お気に入りのキャラクターの学校のジャージを着た大勢の女性ファンが、特別なひとときを楽しんでいた。
 
今年はナイトライドイベントになった『弱虫ペダルライド』には大勢の女性ファンが参加した
今年はナイトライドイベントになった『弱虫ペダルライド』には大勢の女性ファンが参加した
エンデューロは電飾+コスプレで盛り上がった
エンデューロは電飾+コスプレで盛り上がった
飲食ブースにはフリッツ(フライドポテト)のお店が初登場
飲食ブースにはフリッツ(フライドポテト)のお店が初登場
サイクルモードの取材を終えたナカジ編集長もビール片手に観戦!           
サイクルモードの取材を終えたナカジ編集長もビール片手に観戦!           

C2カテゴリーのレースには、何とチーム右京のベンジャミン・プラデスとNIPPO・ヴィーニファンティーニの窪木一茂も参加。シクロクロスでも圧倒的な強さを見せ、プラデスが優勝、窪木が2位に入った。
 
C2で圧勝したチーム右京のベンジャミン・プラデス 
C2で圧勝したチーム右京のベンジャミン・プラデス 
登坂を難なくこなすNIPPO・ヴィーニファンティーニの窪木一茂   
登坂を難なくこなすNIPPO・ヴィーニファンティーニの窪木一茂   
大会を企画・運営するチャンピオンシステムジャパンの棈木亮二社長も今年はC2に参戦!
大会を企画・運営するチャンピオンシステムジャパンの棈木亮二社長も今年はC2に参戦!
C2の表彰台。左から2位の窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、優勝したベンジャミン・プラデス(チーム右京)、3位の池田翔平(チャンピオンシステムジャパンテストチーム)
C2の表彰台。左から2位の窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)、優勝したベンジャミン・プラデス(チーム右京)、3位の池田翔平(チャンピオンシステムジャパンテストチーム)
CJの表彰台。左から2位の重田恵杜(チームクオーレ/市立柏高校)、優勝した積田連(チームガノ・チェーンリング)、3位の橋本嶺登(パワースポーツシック)
CJの表彰台。左から2位の重田恵杜(チームクオーレ/市立柏高校)、優勝した積田連(チームガノ・チェーンリング)、3位の橋本嶺登(パワースポーツシック)
CL1の表彰台。左から2位の坂口聖香(パナソニックレディース)、優勝した與那嶺恵理(チームeriy.jp)、3位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
CL1の表彰台。左から2位の坂口聖香(パナソニックレディース)、優勝した與那嶺恵理(チームeriy.jp)、3位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)

来年UCIレース化を目指すC1は小坂光が連覇!

スターライトクロス連覇を果たした小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)
スターライトクロス連覇を果たした小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)
 
日がとっぷりと暮れ、周囲が漆黒の闇に包まれる中、幕張海浜公園はナイト・シクロクロス『スターライトクロス』の舞台となる特設コースが無数の投光機で照らされた。

強風の影響で外されていたフィニッシュラインの横断幕も、メインイベントとなるC1のスタートに合わせて張り直され、暗闇の闘いに臨む選手たちがスタートラインに勢揃いした。

今年はコースを大幅に変更し、昨年までスターライトクロス名物になっていた中盤の激坂エリアがなくなり、フィニッシュラインから近い場所に新たな登坂エリアを設置。会場入口にも近く、よりアクセスしやすい場所に見どころが移動したため、昨年以上に大勢の観客がそこに集中し、登坂に挑む選手たちに大きな声援を送っていた。

1周2.5kmの特設コースを11周して競われたC1は、昨年同様招待選手の小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)と前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)の一騎打ちの闘いになり、最後は7秒の僅差で小坂が勝ち、連覇を果たした。3位には18歳の竹内遼(ミヤタメリダバイキングチーム)が入った。

スターライトクロスは来年UCI公認レースになることを目指しており、今回C1とCL1はUCIルールに沿った運営がなされていた。UCI公認レースになれば、ポイントを狙ってトップ選手たちが大勢参加し、さらに盛り上がるにちがいない。

都市型シクロクロスレースとして着実にステップアップしているスターライトクロスが、米国のクロス・ベガスのような大人気イベントに成長する日が楽しみだ。
 
スタート前にインタビューを受ける前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)
スタート前にインタビューを受ける前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)
暗闇のコースへと飛び出してくC1の選手たち    
暗闇のコースへと飛び出してくC1の選手たち    
今年は迫力満点の登坂エリアがフィニッュラインの近くへ移動。大勢の観客が連なり、選手が通過するたびに大喝采が起きていた                   
今年は迫力満点の登坂エリアがフィニッュラインの近くへ移動。大勢の観客が連なり、選手が通過するたびに大喝采が起きていた                   
今年も前田公平と小坂光がハイスピードのデッドヒートを演じ、観客を大いに魅了した    
今年も前田公平と小坂光がハイスピードのデッドヒートを演じ、観客を大いに魅了した    
ジャージのジッパーを上げ、フィニッシュラインへと向かう小坂光   
ジャージのジッパーを上げ、フィニッシュラインへと向かう小坂光   
C1の表彰台。左から2位の前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、優勝した小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、3位の竹内遼(ミヤタメリダバイキングチーム)
C1の表彰台。左から2位の前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、優勝した小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、3位の竹内遼(ミヤタメリダバイキングチーム)

第1回大会レポート→ http://www.cyclesports.jp/articles/detail/29200

第2回大会レポート→ http://www.cyclesports.jp/articles/detail/55277 

(http://starlightcross.com)