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今年は星空の下を激走! スターライトクロス 2016
2016.11.08
幕張の一日を夜まで楽しめる、ナイト・シクロクロス
サイクルモードの併設イベントとして2014年にスタートした『弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLE MODE』が、今年も幕張海浜公園特設コースで11月5日(土)、6日(日)に開催された。
スターライトクロスは人気漫画『弱虫ペダル(原作・渡辺航/週刊少年チャンピオン)』が冠スポンサーに付き、昨年は7000人もの来場者を記録。サイクルモード帰りの観戦イベントとして着実に定着してきた。
その魅力は、何と言っても日没後に開催されるナイト・シクロクロスだ。過去2年間はあいにくの曇空だったが、3年目の今年はやっとお天気に恵まれ、初めて星空の下で開催された。
第3回大会は2日目にシクロクロスコースを全開放して行うオフロードバイク試乗会『オフロードバイクデモ』が開催されたため、1日目の土曜日にだけ、AJOCC公認のシクロクロスレースが開催された。
大会冠スポンサーである『弱虫ペダル』の作者、渡辺航さんと一緒に走れる『弱虫ペダルライド』も今年はナイトライドイベントになり、お気に入りのキャラクターの学校のジャージを着た大勢の女性ファンが、特別なひとときを楽しんでいた。
C2カテゴリーのレースには、何とチーム右京のベンジャミン・プラデスとNIPPO・ヴィーニファンティーニの窪木一茂も参加。シクロクロスでも圧倒的な強さを見せ、プラデスが優勝、窪木が2位に入った。
来年UCIレース化を目指すC1は小坂光が連覇!
日がとっぷりと暮れ、周囲が漆黒の闇に包まれる中、幕張海浜公園はナイト・シクロクロス『スターライトクロス』の舞台となる特設コースが無数の投光機で照らされた。
強風の影響で外されていたフィニッシュラインの横断幕も、メインイベントとなるC1のスタートに合わせて張り直され、暗闇の闘いに臨む選手たちがスタートラインに勢揃いした。
今年はコースを大幅に変更し、昨年までスターライトクロス名物になっていた中盤の激坂エリアがなくなり、フィニッシュラインから近い場所に新たな登坂エリアを設置。会場入口にも近く、よりアクセスしやすい場所に見どころが移動したため、昨年以上に大勢の観客がそこに集中し、登坂に挑む選手たちに大きな声援を送っていた。
1周2.5kmの特設コースを11周して競われたC1は、昨年同様招待選手の小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)と前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)の一騎打ちの闘いになり、最後は7秒の僅差で小坂が勝ち、連覇を果たした。3位には18歳の竹内遼(ミヤタメリダバイキングチーム)が入った。
スターライトクロスは来年UCI公認レースになることを目指しており、今回C1とCL1はUCIルールに沿った運営がなされていた。UCI公認レースになれば、ポイントを狙ってトップ選手たちが大勢参加し、さらに盛り上がるにちがいない。
都市型シクロクロスレースとして着実にステップアップしているスターライトクロスが、米国のクロス・ベガスのような大人気イベントに成長する日が楽しみだ。