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9070系デュラエースDi2 ファームウエアアップデートでブラケット先端のボタンでシフト操作が可能に

2017.01.27

最新型シマノ・デュラエースDi2の「R9150系」がいよいよ発売になる。そんなタイミングだが、先代の「9070系」デュラエースDi2にファームウエアのアップデートによる新機能が追加された。その内容は、ブラケット先端にあるボタンで変速操作が可能になるというものだ。

text＆photo：中島丈博

変速操作にあらたな選択肢

シマノ・9070系デュラエースDi2のSTIレバー先端に、「スイッチA」というボタンが隠れているのをご存じだろうか。このボタンは、サイクルコンピュータの画面切り替えなどの操作ができるという機能を持っていた。いままでは。このたび公開されたファームウエアのアップデートを行うと、このスイッチAで変速操作が可能になる。リヤのシフトアップ、ダウン。もしくはフロントのシフトアップ、ダウンを割り当てることができる。

例えば、右レバーのスイッチAにリヤのシフトアップを、左レバーのスイッチAにリヤのシフトダウンを割り当てれば、スラム・レッドeタップのように左右のスイッチでリヤディレーラーを操作することができるのだ。ディレーラーを動かしたい方向と、ボタンの配置が同じなので、より直感的な操作が可能になる。ダンシング中や、エアロポジションをとっているときの変速操作もやりやすくなるだろう。

アップデートはPCとデュラエースDi2のジャンクション（SM-EW90-A、SM-EW90B）を、バッテリーチャージャー（SM-BCR2）で接続し、シマノのアプリ「Eチューブプロジェクト」を起動。指示に従ってソフトウエアをアップデートすると、スイッチAへ変速操作機能を割り当てられるようになる。