P5Xのフレームサイズ展開は4サイズ。これでP5の7サイズ展開と同じ身長をカバーすることができる。しかもP5では一番小さい45cmサイズは650cホイールを採用していたが、P5Xではすべてのサイズで700cホイールを採用している。それを可能にしているのはハンドル周りのセッティングフレキシビリティの高さだ。ベースバー、DHバーの高さや突き出し量、バッドの高さや幅などを調整できる。
また、レース遠征につきもののバイクを梱包するときの利便性も考えられており、ベースバーが左右に分割でき、専用のストレージに入れてコンパクトにまとめることができる。作業は4mmと5mmのアーレンキーだけで行えるというのもアドバンテージだ
ブレーキシステムはディスクブレーキを採用した。それもまた市場からの要望に、制動力の必要性があったからだ。かつてはトライアスロンバイクはブレーキ性能はあまり重要視されてこなかった。だが、いまは大会でアップダウンのあるコースも増え、なにより一番多くの時間を費やすトレーニングのときに安心して走りたいというのがその理由だ。空力性能の面から見てもディスクブレーキの方が有利だそうだ。2011年から風洞実験施設において、リムブレーキとディスクブレーキを比較し、ディスクブレーキの方が優れていると判断した。特にヘッドチューブ周りにおいて顕著な差が出るという。2013年にはディスクブレーキの使用を決定していた。
P5X Disc Dura Ace Di2 R9180 完成車
価格228万円(税抜)
P5X Disc Ultegra Di2 R8070 完成車
価格/183万円(税抜)
サイズ/S,M,L,XL