トピックス
スペシャライズド・ターマック ビッグネームがモデルチェンジ
2017.07.01
軽量、エアロ、高いハンドリング性能
近年、いくたのチームをサポートし、勝利を重ね。ロードレース界において確かな地位を確立したスペシャライズド。その立役者といっても過言ではないのが「ターマック」だ。2003年に初代が登場して以来、10年以上に渡って進化を続けている、スペシャライズドのアイコン的ロードバイク。その第6世代モデルが登場した。
第5世代ターマックでは「ライダーファーストエンジニアード」という、各フレームサイズにとって最適な乗り味をライダーに提供する設計コンセプトを取り入れた。第6世代は、ライダーファーストエンジニアリングを踏襲しつつ、改めてターマックに求められる性能を考え直し設計された。真の高性能オールラウンダーを目指して。
そのために、新ターマックは「軽量」、「高いハンドリング性能」、「空力性能」、「追従性」という4つのデザインフィロソフィーをもとに開発された。なんといっても大きなトピックスはその重量である。スペシャライズドのロードバイク史上最軽量、フレーム重量733g(サイズ56)前作比で-200gに仕上げられた。もちろん、軽量バイクだからといって空力性能も忘れてはいない。北米ブランドの他社軽量モデルと比べて40kmの距離を走ったときに45秒アドバンテージを獲得できる計算だという。
第5世代ターマックでは「ライダーファーストエンジニアード」という、各フレームサイズにとって最適な乗り味をライダーに提供する設計コンセプトを取り入れた。第6世代は、ライダーファーストエンジニアリングを踏襲しつつ、改めてターマックに求められる性能を考え直し設計された。真の高性能オールラウンダーを目指して。
そのために、新ターマックは「軽量」、「高いハンドリング性能」、「空力性能」、「追従性」という4つのデザインフィロソフィーをもとに開発された。なんといっても大きなトピックスはその重量である。スペシャライズドのロードバイク史上最軽量、フレーム重量733g(サイズ56)前作比で-200gに仕上げられた。もちろん、軽量バイクだからといって空力性能も忘れてはいない。北米ブランドの他社軽量モデルと比べて40kmの距離を走ったときに45秒アドバンテージを獲得できる計算だという。
フォークは空力性能と剛性をフレームサイズにベストフィットさせるためにサイズ44-52、54-56、58-64にそれぞれあわせた3種類が用意され、ブレードの太さ、ジオメトリが異なる。ヘッドパーツベアリングの下ワンサイズはすべて1.5インチに。
BBエリアは大きく変更された。これまでは大径化の一途をたどっていたが、新たに発表されたターマックのBBカットモデルを見ると、まるで時代をさかのぼったかのようにコンパクトなサイズになっている。その理由を開発者は「大径チューブは、縦方向の剛性を持たせるためには有効。でも、ねじれ方向の力が加わった場合は、チューブの大きな面が膨らんでしまい、総合的にみると理想の剛性を確保できていないことがわかった。特にチェーンステーでその傾向が顕著。もちろん細くしたことで損なわれる剛性は、カーボンの積層によって補っている」と語った。そのため、チェーンステーは一気に細身のチューブへと変更されている。 BBの規格はBB30だ。
フレームで重要なダウンチューブにも、設計の変更が加えられた。今まではケーブル内蔵のための穴がチューブサイドに開けられていたが、新型はチューブ上部に変更されている。ねじれ方向の力に対して、サイドに2つ穴があるよりも上部に一つだけの方がダウンチューブに求められる剛性にはプラスであることが分かったからだ。Di2のジャンクションAをダウンチューブに内蔵しなかった理由も剛性に由来する。ジャンクションAを内蔵するだけの大きな穴を設けると、強度を出すために穴の周辺だけで15g程度余計に素材が必要になり重量増につながるため、ハンドルバーエンドを選んだそうだ。
ブレーキは前後ともダイレクトマウント。リヤブレーキの取り付け台座にはカーボン製のブースターが付属する。これによって細いシートステーでも、ダイレクトマウントブレーキの作動によって側方にチューブが開いてしまうのを防ぎ、制動力をいかんなく発揮できる。
シートステーは、トップチューブよりも低い位置でシートチューブに接合される。これは同社のTTバイク「シブ」ゆずりの設計で空気抵抗を低減する。またシートチューブがしなることで、リヤからの突き上げを緩和する効果もある。シートポストも専用品で、その断面形状はD型になっており、これも空気抵抗低減のためだ。また、シートクランプと接触する部分と、そうでない部分でカーボンの積層数を変更。シートポスト上部は積層を少なくすることで縦方向にしなりをもたせ、快適性を向上している。また軽量化にもつながっている。
リヤディレーラーハンガーの強度もアップし、進化した最新のリヤディレーラーの性能を最大化する。
500台限定の超軽量完成車をそろえる。シマノ・デュラエースDi2を基本コンポーネントに据え、前後ブレーキはeeサイクルワークス製、ホイールはロヴァール・CLX32。ペイントは塗料重量10gに抑えるという気合の入れようだ。完成車重量6.2kgに仕上がっている。
BBエリアは大きく変更された。これまでは大径化の一途をたどっていたが、新たに発表されたターマックのBBカットモデルを見ると、まるで時代をさかのぼったかのようにコンパクトなサイズになっている。その理由を開発者は「大径チューブは、縦方向の剛性を持たせるためには有効。でも、ねじれ方向の力が加わった場合は、チューブの大きな面が膨らんでしまい、総合的にみると理想の剛性を確保できていないことがわかった。特にチェーンステーでその傾向が顕著。もちろん細くしたことで損なわれる剛性は、カーボンの積層によって補っている」と語った。そのため、チェーンステーは一気に細身のチューブへと変更されている。 BBの規格はBB30だ。
フレームで重要なダウンチューブにも、設計の変更が加えられた。今まではケーブル内蔵のための穴がチューブサイドに開けられていたが、新型はチューブ上部に変更されている。ねじれ方向の力に対して、サイドに2つ穴があるよりも上部に一つだけの方がダウンチューブに求められる剛性にはプラスであることが分かったからだ。Di2のジャンクションAをダウンチューブに内蔵しなかった理由も剛性に由来する。ジャンクションAを内蔵するだけの大きな穴を設けると、強度を出すために穴の周辺だけで15g程度余計に素材が必要になり重量増につながるため、ハンドルバーエンドを選んだそうだ。
ブレーキは前後ともダイレクトマウント。リヤブレーキの取り付け台座にはカーボン製のブースターが付属する。これによって細いシートステーでも、ダイレクトマウントブレーキの作動によって側方にチューブが開いてしまうのを防ぎ、制動力をいかんなく発揮できる。
シートステーは、トップチューブよりも低い位置でシートチューブに接合される。これは同社のTTバイク「シブ」ゆずりの設計で空気抵抗を低減する。またシートチューブがしなることで、リヤからの突き上げを緩和する効果もある。シートポストも専用品で、その断面形状はD型になっており、これも空気抵抗低減のためだ。また、シートクランプと接触する部分と、そうでない部分でカーボンの積層数を変更。シートポスト上部は積層を少なくすることで縦方向にしなりをもたせ、快適性を向上している。また軽量化にもつながっている。
リヤディレーラーハンガーの強度もアップし、進化した最新のリヤディレーラーの性能を最大化する。
500台限定の超軽量完成車をそろえる。シマノ・デュラエースDi2を基本コンポーネントに据え、前後ブレーキはeeサイクルワークス製、ホイールはロヴァール・CLX32。ペイントは塗料重量10gに抑えるという気合の入れようだ。完成車重量6.2kgに仕上がっている。
ジオメトリーも刷新
新型ターマック ラインナップ
Sワークス ターマック ウルトラライト シマノ・デュラエースDi2 完成車価格/113万4000円(税込)
Sワークス ターマック シマノ・デュラエースDi2 完成車価格/108万円(税込)
Sワークス ターマック ウルトラライト フレームセット価格/50万7600円(税込)
Sワークス ターマック フレームセット価格/48万6000円(税込)
ターマック エキスパート シマノ・アルテグラ完成車価格/43万2000円(税込)
ターマック コンプ シマノ・アルテグラ完成車価格/34万5600円(税込)
Sワークス ターマック シマノ・デュラエースDi2 完成車価格/108万円(税込)
Sワークス ターマック ウルトラライト フレームセット価格/50万7600円(税込)
Sワークス ターマック フレームセット価格/48万6000円(税込)
ターマック エキスパート シマノ・アルテグラ完成車価格/43万2000円(税込)
ターマック コンプ シマノ・アルテグラ完成車価格/34万5600円(税込)