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トレック・セガフレード、ジャパンカップ直前記者会見 コンタドール、ストゥイヴェン、別府

10月20日(金)、ジャパンカップ開幕直前の栃木県・宇都宮市、ホテルニューイタヤにてトレック・セガフレードの記者会見が行われた。

参加選手は、初来日となるアルベルト・コンタドール、別府史之、ヤスパー・ストゥイヴェンの3人だ。ジャパンカップに向けて抱負などを語った。

 
text:Kanako TAKIZAWA photo:Takuji HASEGAWA

フミのクリテリウム3連覇に向けて、そして雨予報の本戦

3連覇が期待された別府史之は現在のコンディションについて、「まず、コンタドールが来日してくれたことによってクリテリウムも盛り上がるんじゃないですかね。先週までプエルトリコのレースを直前まで走ってきたのでコンディションもいいです。日曜日のことも考えながら走りたいと思います」と話す。

また、別府は今回のレースで別府史之モデルのマドンを駆る。観戦時にはバイクにも注目したいところだ。また、コンタドールにアシストしてもらう機会というのは滅多にないことのように思えるが、どんな気持ちかを聞くと、

「去年のファビアン・カンチェッラーラの時もそうでしたが、誰しもが受けられるアシストでは決してないと思います。アルベルトとは2007年にチームメイトで、今年もドーフィネなどでアシストをしていましたが、今回はアルベルトの力を糧に3連覇できたらいいなと思っています。今回こうやって来日してくれたことに感謝しています」

と話した。
 

初めての来日となったアルベルト・コンタドール

「今回が初来日となります。ずっと日本には来たいと思っていました。

プロとして走っているとこに来ることはできなかったですが、こうしてジャパンカップに来れたことが嬉しいです。

空港でもたくさんの出迎えもあって嬉しかったです」と話した。

ブエルタ・ア・エスパーニャを最後に引退してからもトレーニングをする姿がSNSでアップされていたコンタドールにどの程度トレーニングを続けているのか聞くと、こう語った。

「引退してからは、以前ほどの練習はしていません。
しかし、明日はクリテリウムで自分の走りをお見せしなければならないので、リズムを崩すことなくある程度の練習はしてきました。

明日のクリテリウムは長距離ではないですが、とても速いレースになると思います。

レースを引退してからも忙しい日々を過ごしていますが、今回のクリテリウムに照準を合わせて準備をしてきました。

食事に関しては、以前のようなカロリー制限はなしに、よく食べてよく寝た良い状態で日本にきました」。
 

制約が多い現役生活から解き放たれたコンタドール、その走りに刮目すべきだ。

 

昨年、別府選手の2連覇の立役者となったヤスパー・ストゥイヴェンは2年連続の来日だ。コンディションについては、「今シーズンを終えた後ですが、コンディションはそんなに悪くはないです。

昨年と同じように別府選手のアシストができればと思っています。ハードなコースでハードなレースですが、一生懸命頑張ります」と話した。

日曜のロードレースについては、「ベストを尽くしたい。天候がかなり影響すると思います。台風の場合は上りだけでなく下りが要注意だと思っています。悪天候の場合はモチベーションによってかなりコンディションが変わってくると思うので、とにかくモチベーションを上げて臨みたいと考えています」と話した。

明日21日(土)に行われるクリテリウムは15時40分から、明後日22日(日)にはロードレースが10時からスタートする。中継などもあるので、現地に来られない人もぜひ観戦を楽しんでほしい。