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サイクルモード注目アイテム! コレは知っておいた方がいい4

国内最大級のスポーツバイクエキスポ「サイクルモードインターナショナル2017」が、今年も千葉県幕張メッセで開催された。

11月の3連休を彩った、知っておくべき注目アイテムをご紹介。その4。



開催日:11/3(金)〜11/5(日)
 
text&photo:中島丈博

ゴキソ製フルカーボンクリンチャーリムのプロトタイプ 国産フルカーボンリムへの挑戦


ゴキソブースに展示されていたのは、ハイト24mmのフルカーボンクリンチャーリムのプロトタイプ。フルカーボンクリンチャーリムというと、各ホイールメーカーは設計を自社で行い、その製造を台湾などのOEMメーカーに依頼するというのはよくある話。

ゴキソも、現在完組みホイールに採用しているリムは台湾製。だが、自分たちが追い求める最高の性能を実現するためには、まだ足りない部分があるという。その足りない要素を付加するために、国内メーカーに製造を依頼する、もしくは自社内に製造ラインを設けるなどを検討しているという。

ハブのみならず、自分たちの理想とするホイールを作るべくハブの製造をスタートしたゴキソが、ついにリムの製造を検討しているということだ。実現されれば、ハブと同じくスペシャルなプロダクトになるだろう。今から楽しみである。

問・ゴキソ
 

ハブも試作品が展示されていた。活況のディスクブレーキロード用のハブだ。汎用規格となった、12mmスルーアクスルだが、ゴキソが考える最高の回転性能を実現するためにはこれがネックとなっているという。

リムブレーキホイールは、径9mmのクイックリリースを採用している。それに対してディスクブレーキ用ホイールに採用されるスルーアクスルは径12mmが標準。するとハブシャフトの径もそれに応じて太くなる。すると、ベアリング内径も大きくなるなど、回転抵抗にネガティブになる要素があるという。

それをクリアするためには、現段階では価格とのバランスがとれないという。まだ改善を続けていくという。


 

フルクラム・レーシング3 モデルチェンジ

フルクラムはディスクブレーキロード用ホイールの発表とあわせて、定番のリムブレーキホイール「レーシング3」をモデルチェンジ。

リム、ハブ に切削加工を施して軽量化。リムも17Cワイドリムを採用し、トレンドを押さえたスペック。

前作ではチューブレスレディー仕様があったが、今作はクリンチャーリムモデルのみ。


問・カワシマサイクルサプライ
イタリアンヘルメット「カスク」のアイウエアシリーズの「KOO(クー)」も新製品が登場。フルリムモデルだけだったところ、ハーフリムもラインナップに加わった。テンプルを回転させて収納する機構は共通。

問・日直商会
 

スギノ製トラック用の新製品

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ギガス合金を使用したリヤスプロケット。表面処理がある左下のモデルは特にチェーン離れがいい
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問・スギノ