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サイクルベース あさひ版 全日本最速店長選手権2018! 虎視眈々、挑むぞ!
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2018.07.19
サイクルベースあさひ(以下、CBあさひ)が、本誌の人気コンテンツである全日本最速店長選手権に刺激を受けて、CBあさひで一番速いのは誰かを社内行事として実施しつつ、最速店長選手権で同系列ショップに認められている2人の参加枠を決めることに。
全国約500店舗の"あさひ"店長のなかから最速を決定!
当日7月11日の千葉・成田市は朝(午前9時)からすでに気温30度Cオーバーで湿度80%、何もせずとも汗がにじむ。
午前10時2分、スタートラインに並んだ精鋭32人は、先頭固定2周でリアルスタート。
ラップタイムは2分10秒台前半なので、本番最速店長選手権と比較しても遜色ないいいペースだ。この予選会は40周で距離60kmで行われた。
10周目までは速いラップタイムで推移。3周目で1人目が千切れて一人旅してのリタイア。アニメジャージの一見ふくよかに見える下山久志さんは東京・砧公園店店長。固太りだが筋肉質で、MTBダウンヒルとブルベ好きな元和食に板前さんで、イベントのときはBBQスタッフとして活躍するとか。
CBあさひにはガチのレースだけでなく、美食巡りなど37ものサイクリング関連サークルがあるそうだ。
チェーン展開前は大阪のスポーツサイクル専門店だったし、展開後も自転車競技にシンパシーを抱いてきた企業。
2011年頃は萩原麻由子、針谷千沙子、吉川美穂の女子選手をスポンサードして応援。本誌編集江里口も学生時代はアルバイト店員で働きながら学連レースを走っていた。
「関東勢には勝たせない!」
さて、レースは5周目から次第に実力差が明らかになり、メカトラブルや接触の落車でニュートラリゼーション適用も。
14周目に3人の落車発生、「前のライダーに乗り上げてクソっ!と叫びました。密集していて避けられなかった。集団がペースを落としてくれて次周でどうにか復帰できた」とは佐賀・唐津店店長の原口凌さん。
途中までは2分20秒台で牽制モードになっていたが20周回を過ぎてペースが上がり、17選手に絞られた。
35周回で2人がアタック、ラップは2分08秒に跳ね上がり、その逃げが見事に決まった。
1着でフィニッシュ後、「関東勢には勝たせないって、大阪の中村くんと昨夜の宿で打ち合わせ済みでした」と対抗意識を現わにしたのは兵庫・大蔵谷店の川勝敦嗣さん。FTP318Wの現役JCF登録選手だ。
2着の中村将也さんは大阪・eコマース店店長で、サイクルベースあさひの下馬評ではこの2人が最有力とされていた。
後方集団の13人の中では落車復帰した原口店長がスプリントを制して3着になった。
2人が逃げおおせたレースだが、1着の川勝さんは店長でないので、本戦には2着のeコマース店・中村店長と、3着の唐津店・原口店長が参加枠を手にした。
彼らの熱い走りは、今年9月に開催予定の第8回全日本店長選手権で見られる、刮目して待て!!
あさひ予選会(リザルト)40周60km
1位:川勝敦嗣(兵庫・大蔵谷店)1時間34分55秒695 *平均速度37.92km
2位:中村将也(大阪・eコマース店長)1時間34分55秒881
3位:原口 凌(佐賀・唐津店長)1時間35分10秒447
サイクルベースあさひ
text:松本 敦(バックス事務所)
photo:小見哲彦