レザインの大ヒットサイコン・スーパーGPSのポテンシャルとは【サイクルコンピューター大全2019】サイクルスポーツのニュース

最大24時間バッテリー持続、拡張性の高さも魅力

レザインのGPSサイクルコンピューターとなるスーパーGPSは、同ブランドの技術の粋を集めたモデル。走行ルートのトラッキングを行うGPSとGLONASS、GPSの揺れを解消してバッテリーの浪費も低減する加速度計、周囲の気圧から標高を測定する気圧計と3種類の測定値を組み合わせ、正確で信頼性の高いトラッキングを実現する。

サイクルコンピューターとしてはANT+とBluetoothスマートの両規格の各種センサーに対応。スピードやケイデンスに加え、心拍数やパワーの計測も可能で、トレーニング用途にも十分対応する。バイクを5台まで登録でき、それぞれに別のセンサーをペアリングすることも可能で、複数台を使い回すような環境でも使いやすいのが特徴だ。

スマートフォンともBluetoothスマートで連携することができ、専用のアプリケーションを介して本体の細かな設定やナビゲーション機能、ストラバ・ライブセグメントの設定も行える。また、電話やメール、メッセージの着信などをサイクルコンピューターのディスプレイに通知することもできるようになる。この拡張性の高さも魅力のひとつといえる。

バッテリーの持続時間は最大24時間と、他社製品と比べてかなり長いのも特徴。ロングライドはもちろん、400kmクラスのブルベにも十分対応できるし、通勤ライドや数時間のトレーニングライドのような一般的な使い方でも充電頻度が少なくできるのも魅力だ。

ツイスト固定システムで確実に保持

マウントはステム前方に装着するアウトフロントタイプのほか、ステムなど装着するタイプが付属。本体を押し込みひねるだけで着脱可能なツイスト装着システムを採用。保持力も高い。

アプリとの連動でスマホから簡単操作

レザインの専用アプリケーションをインストールしたスマートフォンBluetooth通信で連携させることで、ナビゲーションのルート設定などの各種操作が簡単に行える。

矢印でシンプルに案内するマップ

ナビゲーション機能は、何m先でどの方向に曲がるかを矢印で示すもので、地図は表示されない。非常にシンプルだが、走行中でも進むべきルートを把握しやすい。

【ショップ店長レコメンド】「同価格帯のGPSサイコンを圧倒するポテンシャル」

同じ価格帯のGPSサイクルコンピューターと比べて機能が優れているのが一番の魅力だと思います。ナビゲーション機能を利用する際の事前のルート設定も、スマートフォンとBluetoothで接続して専用アプリから行えますが、こうした機能はこの価格帯ではこのモデルぐらいしか搭載されていません。タフなデザインがカッコいいのも魅力です。

画面はモノクロ表示ですが、コントラストがはっきりしていてバックライト機能も備えているのであらゆる状況で見やすいです。特に明るいところでは、バックライトの明るさが30%程度でも十分視認性が高いので、バッテリーの持続時間にも影響を与えにくいと思いますし、実際バッテリーも十分持ちます。

機能のアップデートもこまめに行われ、気になっていたところがどんどん改善されていき、進化していくのもいいですね。バイクは5台まで登録できるので、複数台のバイクを乗り換える人にもお勧めです。

Spec.

本体サイズ：42.9mm(横)×67.8mm(縦)×27.5mm(厚)
重量:：76g
ディスプレイ：2.3インチ 防水性能:IPX7
バッテリー駆動：最大24時間
センサー通信方式：ANT+、Bluetooth GPS機能: GPS、GLONASS

表示データ：速度、距離、時間、日付、ナビゲーション、ライブトラッキングとStrava Segments、心拍数*、ケイデンス*、パワー*、電動ドライブトレインのデータ、周回数、平均、標高、勾配、消費カロリー、気温、GPS信号強度、デバイスやペアリングした周辺機器用のバッテリー残量計、接続したデバイスのアイコン、フットパスページ
*Bluetooth SmartまたはANT+の機器に対応

“メガ”サイズモデルも発売！

レザインのGPSサイクルコンピューターに、このほどシャープ製2.2インチ高彩度カラー液晶ディスプレイを採用し、最大32時間の稼働時間を誇る「メガC GPS」と、2.7インチモノクロ液晶ディスプレイを採用し最長48時間の稼働時間を実現した「メガXL GPS」の2モデルが新登場。

追加された機能として、アプリからデータをダウンロードしたうえで、マップ表示によるナビゲーションを行えるようになりより使いやすくなっている。グランツールの総合優勝ジャージを思わせる限定カラーモデルも発売される。

問・ダイアテック