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【BMC】ツール最新機材Pick Up

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BMC ブランドヒストリー

1986年に自転車の卸販売会社としてスイスで創業し、1995年から自社ブランドのバイクをリリース。2001年に故アンディ・リース氏が経営に携わるようになると、世界的なブランドへと一気に成長する。フレーム設計にはスイスのチューリッヒ工科大学も関わっている。

text:大屋雄一 photo:Luca Bettini/BettiniPhoto©2018

前半7日間のマイヨジョーヌをサポートし続けた新型エアロロード



第3ステージ。3年ぶりに行われたチームTTにおいて、BMCレーシングは見事に優勝。これによりエースのフレッヒ・ヴァンアーヴェルマートがマイヨ・ジョーヌを獲得し、第11ステージまでの7日間、これを見事に守り抜いた。また最終の第21ステージではミヒャエル・シャールがシャンゼリゼで果敢に逃げるなど、クラシックを得意とするチームが存在感を強くアピールした。

BMCレーシングは、大幅に刷新されたタイムマシーン ロード01を今大会に投入した。2012年のデビューから初のモデルチェンジであり、さらなるエアロダイナミクスを追求。最初に目を奪われるのはボトルケージと一体化されたようなフレームの造形だ。これは通常の円筒形のボトルが使えるうえに、装着していた方が空気抵抗値が低い。さらに、2本のボトルの間にはストレージと呼ばれるツールケースがあり、これもエアロダイナミクスに貢献するという。ICSエアロコックピットと呼ばれるハンドルシステムは、ワイヤ類を完全に収納することができ、加えて角度調整も可能なのだ。

ディスクブレーキ専用機として生まれ変わったエアロロード。先代よりも路面振動吸収率が向上しているのも見逃せないポイントである。どのレベルでもその恩恵に与れるのが最大の魅力だ。
 
日本ではスーパーレッド(TWO)と写真のオフホワイト(THREE)の2機種、およびフレームセット販売を展開
日本ではスーパーレッド(TWO)と写真のオフホワイト(THREE)の2機種、およびフレームセット販売を展開
前後とも12mmのスルーアクスルで、タイヤは28mmまで許容。ボトルケージ部分もエアロシステムに
前後とも12mmのスルーアクスルで、タイヤは28mmまで許容。ボトルケージ部分もエアロシステムに
ハンドルは±9度まで角度の調整が可能だ。BMC史上もっともエアロな形状となる
ハンドルは±9度まで角度の調整が可能だ。BMC史上もっともエアロな形状となる
フロントのブレーキキャリパーにはエアロカバーがかけられ、どの角度からでもエアロ効果が高く引き出せる
フロントのブレーキキャリパーにはエアロカバーがかけられ、どの角度からでもエアロ効果が高く引き出せる


BMC・タイムマシーン ロード01

価格:120万円(スラム・レッドeタップ ディスク完成車)、100万円(シマノ・R8050アルテグラDi2完成車)
フレーム:カーボン 
フォーク:カーボン 
サイズ:47、51、54、56 
カラー:スーパーレッド(TWO、レッドeタップ完成車)、オフホワイト(THREE、アルテグラDi2完成車) 
フレーム重量:980g(54サイズ)


 

ハンドルやサドルなども付属するフレームセット


BMC・タイムマシーン ロード01(フレームセット)

価格:54万円(税抜)
サイズ:47、51、54、56
カラー:ステルス
付属品:ハンドル、ステム、シートポスト、バーテープ、サドル


フタバ商店
info@bmc-racing.jp