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【コリマ】ツール最新機材Pick Up

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コリマ ブランドヒストリー

1973年に自動車や航空機用の金型メーカーとして創業。1988年にはディスクホイールを皮切りに自転車用カーボンホイールの製造をスタートした。ロードやトラックのプロ選手からフィードバックを受けるなど、優れた開発力と技術力でこのジャンルを牽引している。

text:大屋雄一 photo:辻 啓

山岳も、スプリントも。ステージ2勝に貢献した立役者


中央山塊を舞台に行われた第14ステージ。アスタナの選手達は、前々日に急死したカザフスタンのフィギュアスケーター、デニス・テンのために喪章を付けて出走した。ゴール手前3kmの上り口でオマール・フライレが追走を開始すると、逃げ続けていたJ・ストゥイヴェンをパスし、その勢いのまま独走でゴール。天国のテン氏に勝利を捧げた。

続く第15ステージでも、マウヌス・コート・ニルスンが3人によるスプリントを制して勝利するなど、アスタナは2日連続で区間優勝を達成した。そんな彼らの足元を支えたのが、フランスのホイールブランド、コリマだった。主に使用していたのは、リムハイトをそのまま商品名に反映した47mm”S+”、軽量高剛性なカーボンチューブラーリムとカーボンハブの組み合わせによって、フロントは525g、リヤは725gという軽さを誇る。リムハイトを抑えてさらに軽量化を推し進めた32mm”S+”とともに、選手たちはステージによってこれらを使い分けていた。

アスタナのステージ2勝、そしてチーム総合成績5位に貢献したコリマ。カーボンスポークやモノコックホイールなども展開しており、どんなニーズにも応えられるというのは大きな強みである。


コリマ・47mm S+ ホイール

価格:11万2000円(フロント 18H)、12万6000円(リヤ 20H)
重量:525g(フロント)、725g(リヤ)
対応:シマノ9・10・11S、スラム、カンパニョーロ9・10・11S

 
CX-RAY製の金属スポークを採用。フロントは18本。リム幅は前後とも22.6mm
CX-RAY製の金属スポークを採用。フロントは18本。リム幅は前後とも22.6mm
リヤは20本。独自設計のカーボンハブは高性能なうえにメンテナンスしやすいのがポイントだ
リヤは20本。独自設計のカーボンハブは高性能なうえにメンテナンスしやすいのがポイントだ
32mm S+フロントは10万8000円(税抜)
32mm S+フロントは10万8000円(税抜)
32mm S+リヤは12万2000円(税抜)
32mm S+リヤは12万2000円(税抜)

前後各12本のカーボンスポーク 32mmMCC S+、47mmMCC S+

32mmMCC S+ フロント19万円(税抜)、リヤ20万7000円(税抜)※写真はリヤ
32mmMCC S+ フロント19万円(税抜)、リヤ20万7000円(税抜)※写真はリヤ
47mmMCC S+ フロント19万4000円(税抜)、リヤ21万1000円(税抜)※写真はフロント
47mmMCC S+ フロント19万4000円(税抜)、リヤ21万1000円(税抜)※写真はフロント

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