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【ラピエール】ツール最新機材Pick Up
新製品
2018.08.20
ラピエール ブランドヒストリー
text●大屋雄一 photo●BettiniPhoto©2018
激しいスプリントステージを制した新型ゼリウスSL
欧州11カ国に拠点を構える相互保険会社を新たなメインスポンサーに迎え、チーム名をグルパマ・FDJとしたフランスのUCIワールドチーム。同郷の総合自転車メーカーであるラピエールとの関係は2002年からで、選手の意見を製品作りにフィードバックしている。
今年のツールでFDJが採用したのは、大会直前にモデルチェンジしたオールラウンドロード、新型ゼリウスSLである。トップチューブにシートステーを直に接合する3Dチューブラーテクノロジーをはじめ、特徴的なスタイリングは前作を踏襲しているが、ほぼ全てにわたって手が加えられている。ダウンチューブは空力特性を向上させつつ、チェーンステーとともにカーボン成型を最適化。シートポストクランプはインテグレーテッドタイプとなり、フロントフォークはダイレクトマウントブレーキの最適化が図られた。さらに、ステムの位置が従来よりも下げられるようになったのは、シリアスレーサーにとっては朗報と言える。
このゼリウスSLを駆るアルノー・デマールは、第18ステージにおいて大集団によるスプリントを制し、新型の潜在能力の高さを証明してみせた。ラピエール開発陣の努力が報われた瞬間でもある。
ラピエール・ゼリウス SL アルティメイト(フレームセット)
価格:38万9000円(FDJ、ピノー)、37万9000円(ブラック×ブルー)
フレーム:カーボン
フォーク:カーボン
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ、ピノー、ブラック×ブルー
問東商会
☎︎048・250・5213