【エス・ファイア】ツール最新機材Pick Up サイクルスポーツのニュース

エス・ファイアブランドヒストリー

長年、プロアスリートと共同開発を続けてきたシマノが、その膨大なノウハウをアパレルに注ぎ込んだのが”Ｓファイア”。世界のトップライダーの要求に応えるべく、空気抵抗や摩擦、重量など物理現象によるあらゆるパワーロスを徹底排除しているのが特徴だ。

text：大屋雄一　photo：辻　啓

頭も、体も。最速を目指してパフォーマンスを追求する

今ツール最長の第7ステージ。サガンやガビリアといった並み居るスプリンターを抑えて勝ったのは、ロットNL・ユンボの25歳、ディラン・フルーネウェーヘンだった。勢いに乗った彼は翌日の第8ステージもトップでゴールし、昨年の最終ステージでの勝利と合わせてツール通算3勝をマークしたのだった。

ロットNL・ユンボは、昨シーズンからエス・ファイアのレーシングアパレルを採用している。前に進む動きに対しての物理的な障壁から見直すなど、一般的なアパレルとは全く違うアプローチで作られたそれは、体にピタリとフィットしていながら動きやすく、いかにもエアロダイナミクスに長けている印象だ。フルーネウェーヘンのスプリントでの勝利に少なからず貢献したことは間違いない。また、エス・ファイアの新型シューズはロットNL・ユンボだけでなく他チームの選手も多く履いていた。アパレルブランドとしては新興だが、シマノだけに信頼性は高いのだ。