ニュース
【シマノ】ツール最新機材Pick Up
新製品
2018.08.20
シマノ ブランドヒストリー
text:大屋雄一 photo:BettiniPhoto©2018、辻 啓
16チームが採用し、今年も4賞ジャージを完全制覇!
ロードバイク用コンポーネントの最高峰であるデュラエースをはじめ、総合パーツブランドのプロ、レーシングアパレルブランドのエス・ファイアなど、今やツールを筆頭とする世界のロードレースシーンはシマノを抜きに語れないほど、この日本企業はスポーツサイクル文化の発展に貢献している。今大会では22チーム中16チームがデュラエースを採用し、18ステージで勝利。しかもマイヨジョーヌをはじめ4賞ジャージ全てを獲得するなど、今年も快進撃を見せたのだ。
サガンが勝ったロードディスク
UCIによるロードレースでのディスクブレーキ解禁を受け、今ツールでは9チームがこれを採用するバイクを用意した。多くのチームは選手の好みやステージの内容によってリムブレーキ車と使い分けていたが、トレック・セガフレードは全てのステージで全選手がディスクブレーキ車で出走。デュラエースはDi2、機械式変速の両方で油圧ディスク用のSTIレバーを用意するほか、キャリパーの軽さやローターの放熱性にも絶対の自信を持つ。
デュアルコントロールレバー
ST-R9170
価格:8万8314円(左右セット)
ディスクブレーキ
BR-R9170
価格:1万5107円(フロント)、1万4776円(リヤ)
ディスクブレーキローター
SM-RT900
価格:7697円(ローター径160mm、140mmともに)
E-スルーアクスル
SM-AX720
価格:4104円(軸タイプ100×12mm)、4391円(軸タイプ142×12mm)
WH-R9170-C60
価格:14万7818円(チューブラー・フロント)、17万3247円(チューブラー・リヤ)
WH-R9170-C40
価格:14万9248円(チューブラー・フロント)、17万4908円(チューブラー・リヤ)、12万265円(チューブレス・フロント)、14万884円(チューブレス・リヤ)
18チームが使用したR9150デュラエースDi2
「ライダーの出力を、全て推進力に換える」というコンセプトのもと、2016年11月に発売されたR9100系デュラエース。シリーズ初の油圧ディスクブレーキやパワーメーターを圧倒的な完成度で投入した。Di2はフロントメカの操作が不要なシンクロシフトを採用する。
フロントディレイラー
FD-R9150
価格:4万362円
リアディレイラー
RD-R9150
価格:6万5235円
クランクセット(パワーメーター一体型)
FC-R9100-P
価格:13万3768円〜15万845円
トーマスの総合優勝を支えたホイール
R9100シリーズではリムハイトが37mm(C40)と60mm(C60)という2種類のフルカーボンホイールを用意。風洞実験を経て設計されたリムはどちらも28mmとワイドで、従来シリーズよりも空力特性を向上。リヤは2:1スポークパターンである”オプトバル”採用する。
WH-R9100-C60
価格:31万6315円(チューブラー・前後セット)、14万5636円(チューブラー・フロント)、17万683円(チューブラー・リヤ)、21万8186円(クリンチャー・前後セット)、10万504円(クリンチャー・フロント)、11万7688円(クリンチャー・リヤ)
WH-R9100-C40
価格:31万8423円(チューブラー・前後セット)、14万6614円(チューブラー・フロント)、17万1816円(チューブラー・リヤ)、20万9594円(クリンチャー・前後セット)、9万6553円(クリンチャー・フロント)、11万3047円(クリンチャー・リヤ)