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静岡県に国内最大級の常設展示試乗施設MERIDA X BASEがオープン
イベント
2018.09.11
2018年9月2日(土)に静岡県伊豆の国市にオープンした国内最大級の常設展示試乗施設、MERIDA X BASE。そのオープンに合わせて、静岡県副知事やMTBクロスカントリーで世界選手権を6度制したホセ・ヘルミダなどが参列して開所式が行われた。
MERIDA X BASEは、国内でメリダが展開する全車種を常設展示し、その数は200台を数える世界で見ても類を見ない規模の常設展示試乗施設だ。新東名高速道路の長泉沼津ICから伊豆縦貫道を走った先の大仁中央IC近くにある道の駅「伊豆のへそ」の中にあるIZU Village内の施設の一つとしてオープンした。
2020年に東京オリンピックのMTB、トラック競技が開催される日本サイクルスポーツセンターにもほど近く、周辺は初心者でも楽しめる狩野川沿いのサイクリングロードから、どんなレベルのライダーでも満足できる峠道が連続する西伊豆方面の山岳地帯など様々なルートが取れるロケーション。
展示全車種がレンタサイクルとして使用可能で、例えばフラッグシップのスクルトゥーラ・ディスク・チームEなどでも7時間レンタルで7000円程で借りる事が出来るので、購入前にその実力をチェックしたい時だけでなく手ぶらで合宿などの用途にも対応出来る。レンタサイクル利用者は、施設内のロッカー使用や源泉掛け流し温泉入浴も可能。
IZU Village内には時之栖が運営するホテルやレストランなども併設されているので、週末のサイクリングや合宿に必要な施設がすべて揃っており。メリダが2019年モデルから国内導入を決めたeバイクのレンタルもあるので、レベルの異なるライダー同士でも伊豆の山岳を堪能できる。
スペインからMERIDA X BASEの開所式のために駆けつけたメリダ・アンバサダーのホセ・ヘルミダは、
「検討中のバイクをサイクリングフィールドで思う存分試すことの出来る施設はヨーロッパでも展開されており、ユーザーから圧倒的な支持を集めています。自転車は見た目だけの物ではなく走るための乗り物ですから、単に高いからといって自分の走りに合うとは限らない。そして安い乗り物でもないので、購入する前にしっかり乗り比べてこそ長く使える一台が探せるのは間違いありません。
2020年のオリンピックに向けて日本だけでなく世界のサイクリストから注目される伊豆半島にメリダの世界最大の試乗拠点が出来た事は我々にとって非常に大きな出来事です。伊豆半島には世界レベルのサイクリングコースが揃っているので、このチャレンジの成功は間違いないでしょう。」と語る。
開所式の後は、メリダユーザーやファンと早速MERIDA X BASEの試乗車に乗って狩野川沿いのサイクリングロードでグループライドを行ったヘルミダ。MERIDA X BASEでは今後も、初心者から上級者まであらゆるレベルのライダーに合わせたスクールや、プロチームの合宿誘致、そして各種イベントなどを開催して行くという。まずは一度訪れて、その圧倒的な世界観を見て見たい。
【text&photo:難波ケンジ】