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スターライトクロス2018は米国勢が圧勝!

レース
男子エリート、圧巻のスタートダッシュ 
男子エリート、圧巻のスタートダッシュ 
 
サイクルモードの併設イベントとして、2014年にスタートしたシクロクロスイベント『弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLE MODE』が、今年も幕張海浜公園特設コースを舞台に、2日間の日程で開催されている。


初日の11月10日(土)は、今大会の目玉である男子エリートと女子エリートのナイト・シクロクロスが開催された。この2レースは、昨年からUCIレース(クラス2)に昇格し、AJOCC(一般社団法人 日本シクロクロス競技主催者協会)が運営するJCXシリーズの1戦にもなった。

UCIレースになって2年目の今年は、米国からスクイッドバイクスが参戦。男子エリートは85名、女子エリートは20名がスタートラインに並んだ。日没後の17時ちょうどに、女子エリート(50分)のレースがスタート。その頃には、幕張メッセで行われているサイクルモードから移動してきた観客も増えてきた。

女子エリートは、昨年Raphaスーパークロス野辺山1日目で優勝したサマンサ・ラネルズ(スクイッドバイクス)がレース中盤から独走体制になり、日本チャンピオンの今井美穂(CO2バイシクル)に30秒以上の差を付けて初優勝した。


 
女子エリートは20名が出走 
女子エリートは20名が出走 
独走で優勝したスクイッドバイクスのラネルズ(米国)                                      
独走で優勝したスクイッドバイクスのラネルズ(米国)                                      
女子エリートが始まった頃は、まだ夕焼け空が残っていた
女子エリートが始まった頃は、まだ夕焼け空が残っていた
サイクルモード帰りの観客が集まり始めた 
サイクルモード帰りの観客が集まり始めた 

男子エリートはクラークが独走で初優勝!

男子エリートを制したスクイッドバイクスのクラーク(米国)
男子エリートを制したスクイッドバイクスのクラーク(米国)

サイクルモード終了後の18時30分から始まった男子エリートのレースには、さらに大勢の観客が集まり、沿道の熱気も高まってきた。今年はあいにく星空には恵まれなかったが、コース上に設置された投光器がまばゆい星のように選手たちを照らしていた。

スタートと同時に85人の大集団がホームストレートを全速力で走り抜けると、沿道からは「速い!」という感嘆の声が飛んだ。「同じ乗り物に乗っているとは思えない…」と、ため息をつくサイクリストもいるほど、男子エリートはナイトレースとは思えないスピートで暗闇を駆け抜けていった。

男子エリートも、レース中盤からスクイッドバイクスのアンソニー・クラークが単独トップになり、前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)が追走する展開になったが、タイム差は開く一方だった。クラークはそのまま独走で初優勝し、米国のスクイッドバイクスが男女揃って今年のスターライトクロスを制した。

単独で追走していた前田は、終盤に日本チャンピオンの小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、ゲーリー・ミルバーン(SPEEDVAGEN X MAAP)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)に追いつかれてしまった。

最後は2位争いのゴールスプリントになり、小坂が日本チャンピオンの意地を見せてトップで通過。前田は3位に入り、表彰台に上がることができた。

シクロクロスイベントの『弱虫ペダル STARLIGHT CROSS in CYCLE MODE』は、サイクルモード最終日の11月11日も開催されている。残念ながらナイト・シクロクロスはないが、15時まで様々なカテゴリーのレースが行われているので、是非、幕張海浜公園特設コースまで足を運んで欲しい。
 
男子エリートがスタートする頃には、辺りは闇に包まれていた
男子エリートがスタートする頃には、辺りは闇に包まれていた
激坂セクションをいともたやすく駆け上がるクラーク                 
激坂セクションをいともたやすく駆け上がるクラーク                 
2位争いのスプリントをする小坂と前田
2位争いのスプリントをする小坂と前田
日本チャンピオンの小坂が2位争いのスプリントを制した         
日本チャンピオンの小坂が2位争いのスプリントを制した         

第5回スターライトクロス結果

男子エリート表彰台。左から2位の小坂、優勝したクラーク、3位の前田               
男子エリート表彰台。左から2位の小坂、優勝したクラーク、3位の前田               
 
 
■男子エリート(11月10日/60分)
1. CLARK Anthony (USA) 01:03:59    
2. KOSAKA Hikaru (JPN) 01:04:32    
3. MAEDA Kohei (JPN) 01:04:32
4. MILLBURN Garry (AUS) 01:04:33    
5. ODA Hijiri (JPN) 01:04:33 
6. TAKENOUCHI Yu (JPN) 01:06:17    
7. SAWADA Toki (JPN) 01:06:32
8. MURAKAMI Koutarou (JPN) 01:06:38
9. SAITO Tomohiro (JPN) 01:07:15 
10. NAKAZATO Masaru (JPN) 01:07:35

■女子エリート(11月10日/50分)
1. RUNNELS Samantha (USA) 00:49:10 
2. IMAI Miho (JPN) 00:49:42
3. KACHOREK Emily (USA) 00:50:00 
4. NISHIYAMA Miyuki (JPN) 00:50:27
5. MORRIS Fiona (AUS) 00:51:16
6. MATSUMOTO Rina (JPN) 00:51:29
7. NISHIKATA Mai (JPN) 00:53:23    
8. AKAMATSU Aya    (JPN) 00:54:06    
9. KARAMI Miyoko (JPN) 00:55:06    
10. HASHIGUCHI Yoko (JPN) 00:55:30
 
女子エリート表彰台。左から2位の今井、優勝したラネルズ、3位のカチョレック     
女子エリート表彰台。左から2位の今井、優勝したラネルズ、3位のカチョレック     

大会公式サイト


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