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第10回 京都サイクルフェスタin宝池レポート

イベント
2018年11月25日、紅葉シーズン真っ盛りの京都で関西エリア最大級のスポーツサイクル試乗会「第10回 京都サイクルフェスタin宝池」が行われた。今回、会場となる宝池自動車教習所に30社、46ブランドが出展した。

記念すべき10回目を迎えた同イベントに潜入し、その人気の秘密を探ってきた。

 

事前登録制(有料:ワンコイン)でじっくり乗れる

参加者は事前に参加したい時間帯を選びエントリー(500円)することで、60分の試乗時間が与えられる。真剣にバイクの購入を検討する参加者の中には60分の制限では足りず、ダブルエントリー、トリプルエントリーする人もいて、少数ではあるが全エントリーする猛者もいるとのことだ。

コースは教習所内を全長400mに渡って確保しており、最大約100mの直線に8つもコーナーがあり、各バイクの推進力やコーナーリングを細かに試す事ができる。また坂道発進で使用する「坂」があるのもこの試乗コースに魅力だ。

また、申し込み無しでも無料で参加できるコース(バイクや試乗コースに制限あり)やキッズコーナーも用意されているため家族で楽しめる。

 
まずは試乗前のミーティング。試乗車の受け取り方や、場内コースの走り方、更衣室・クロークの場所など確認
まずは試乗前のミーティング。試乗車の受け取り方や、場内コースの走り方、更衣室・クロークの場所など確認
リストバンドにはテスターの「サドル高」が明記されており、メーカー側で各バイクをセッティングしてくれるので、より精度の高いポジションで試乗する事ができる
リストバンドにはテスターの「サドル高」が明記されており、メーカー側で各バイクをセッティングしてくれるので、より精度の高いポジションで試乗する事ができる

最新モデルのバイクに機材も揃う

最近では各メーカーのニューモデル発表時期が早まり、夏頃にローンチすることも珍しくなくなった。が、実際に日本のマーケットに揃うのはちょうど今ぐらい(10〜11月)が多く、かなり早いタイミングで最新のバイクに乗れるチャンスといっても過言ではない。

 
先日ローンチされたばかりのチャプター2「HURU」の試乗車も来ていた。同ブランドの軽量バイクにはユーザーが絶えず集まり、試乗だけでなく、メーカーとの良きコミュニケーションの場となった。
先日ローンチされたばかりのチャプター2「HURU」の試乗車も来ていた。同ブランドの軽量バイクにはユーザーが絶えず集まり、試乗だけでなく、メーカーとの良きコミュニケーションの場となった。
サーヴェロS5も展示され、大きな注目を集めていた。購買意欲の高いユーザーはその性能や乗り味だけでなく、ステムの長さやスルーアクスルについて質問するなど真剣だった。
サーヴェロS5も展示され、大きな注目を集めていた。購買意欲の高いユーザーはその性能や乗り味だけでなく、ステムの長さやスルーアクスルについて質問するなど真剣だった。
ヨネックス待望の新作エアロロード「エアロフライト」の試乗車も用意された。「ここ1年ぐらいでヨネックスのロードバイクが定着した感が非常に強く、エアロフライトを最後の1台と考えている」という声も。
ヨネックス待望の新作エアロロード「エアロフライト」の試乗車も用意された。「ここ1年ぐらいでヨネックスのロードバイクが定着した感が非常に強く、エアロフライトを最後の1台と考えている」という声も。
ジップの試乗用ホイールも用意された。なかでも最新モデル「454NSW」が人気を博していた。
ジップの試乗用ホイールも用意された。なかでも最新モデル「454NSW」が人気を博していた。
京都市内に7店舗を構える自転車のきゅうべえの新規取扱ブランド「BIKOT(ビコット)」「LIBIQ(リビック)」「R2」。そのコストパフォーマンスの良さや独自性が注目を集めていた
京都市内に7店舗を構える自転車のきゅうべえの新規取扱ブランド「BIKOT(ビコット)」「LIBIQ(リビック)」「R2」。そのコストパフォーマンスの良さや独自性が注目を集めていた
これからの厳冬ライドに備え、アウトレットブースでは秋冬用ウエアが大人気。あっという間に売り切れていた。
これからの厳冬ライドに備え、アウトレットブースでは秋冬用ウエアが大人気。あっという間に売り切れていた。

安心・安全の自転車社会の啓蒙も

平成30年4月より自転車保険の加入が義務化された京都市。現在は京都府下全域において「自転車保険義務化」がされている。教習所で試乗会を開催することでクルマ、自転車、歩行者の安全とルールを再認識し、より良い自転車社会の発展、文化の醸成の啓蒙活動、という位置づけにもなっている。

すっかり京都では定番化している同イベント。今後ますますの盛り上がりと、京都の町がさらに自転車フレンドリーになっていくことが期待される。

 
「私に限って自転車事故とかありえへん」その考えがありえへん。という強烈かつ真剣なメッセージを携え、京都市建設局自転車政策推進室もマナーアップキャンペーンのため参加した。
「私に限って自転車事故とかありえへん」その考えがありえへん。という強烈かつ真剣なメッセージを携え、京都市建設局自転車政策推進室もマナーアップキャンペーンのため参加した。

第10回 京都サイクルフェスタin宝池
開催日:2018年11月25日(土)
開催地:宝池自動車教習所(京都府京都市左京区松ヶ崎芝本町1)
公式サイト