受講者の半数がすでに資格を持ち、マッサーの仕事に興味を持っていたこともあり、実演の後に行われた質疑応答ではチームとの契約の事といった具体的な質問が、次々と飛び交っていた。中野さんと穴田さんは、講習終了後も受講者と個別に対応し、アドバイスを与えたり、連絡先を交換していた。今回の受講者の中から海外のプロチームのマッサーが誕生するのも、夢ではないかもしれない。
『第1回自転車ロードチームマッサー講座』は、無料ということもあって申し込みが40人の定員に達し、満員での開催になった。残念ながら今回は参加できなかった希望者も多く、第2回開催も検討中だそうだ。今回は実際にチームマッサーになりたい人限定の講座だったが、中野さんは「一般のファンを対象にした講座も開きたい」と話していた。こちらもぜひ実現してほしい。