シクロクロス世界選2019男子エリートはＭ・ファンデルプールが優勝！

 
デンマークのボーゲンセで開催されていたUCI2019シクロクロス世界選手権は、2月3日に男子エリートカテゴリーを競い、オランダのマテュー・ファンデルプール（コレンドン・シルキュス）が、４年ぶり２度目の勝利を収めた。

４連覇を逃したベルギーのウァウト・ヴァンアールトは２位に入り、ベルギーチャンピオンで今季のテレネット・UCIシクロクロス・ワールドカップを制したトーン・アールツ（テレネット・フィデア・ライオンズ）が３位に入った。

シクロクロス世界選２日目は、気温は３℃だったが、雨になった前日と異なり、時折曇り空から太陽が顔を出す天気の中で開催された。12周回で競われた男子エリートは、19カ国58選手が出走。日本からは小阪光（宇都宮ブリッツェンクシクロクロスチーム）が参加した。

レースは３周目でベルギー勢４人、オランダ勢３人が入った８人が先頭グループを形成。そこからすぐにファンデルプールが先行し、４周目の終わりにはヴァンアールトが追いついて、先頭は予想通りの２人になった。

しかし、テクニカルな斜面を駆け抜ける難所で、ファンデルプールの後方を走っていたヴァンアールトはスリップして足を付き遅れを取ってしまった。一方、ファンデルプールは大きなミスがなく、ヴァンアールトとのタイム差を広げていった。後続グループからはアールツが独走で追い上げ、ヴァンアールトに追いついたが、先頭のファンデルプールには30秒以上離されていた。

３年連続でタイトルを逃していたファンデルプールは、最終周回を慎重に走り、最後はフィニッシュラインで自転車を降り、両手で自転車を頭上に掲げてゴールした。

後方では最終周回にアールツがわずかに先行したが、下り坂で転倒してヴァンアールトに追い越され、２位の座を逃してしまった。
 
 

 
■男子エリート結果［2月3日／デンマーク・ボーゲンセ／12周］
1. VAN DER POEL Mathieu (NED) 1:09:20
2. VAN AERT Wout (BEL) +16
3. AERTS Toon (BEL) +25
4. VANTHOURENHOUT Michael (BEL) +50
5. SWEECK Laurens (BEL) +1:01
6. VAN DER HAAR Lars (NED) +1:10
7. HERMANS Quinten (BEL) +1:24
8. MEISEN Marcel (GER) +1:29
9. ADAMS Jens (BEL) +1:31
10. VERMEERSCH Gianni (BEL) +1:31
51. KOSAKA Hikaru (JPN) -6 LAP
（出走:58／完走:29）


［過去10年の優勝者］
2018  VAN AERT Wout (BEL)
2017  VAN AERT Wout (BEL)
2016  VAN AERT Wout (BEL)
2015  VAN DER POEL Mathieu (NED)
2014  STYBAR Zdenek (CZE) 
2013  NYS Sven (BEL)
2012  ALBERT Niels  (BEL)
2011  STYBAR Zdenek (CZE)
2010  STYBAR Zdenek (CZE)
2009  ALBERT Niels  (BEL)
 

 
■女子アンダー23結果［2月3日／デンマーク・ボーゲンセ／6周］
1. VAN DER HEIJDEN Inge (NED) 0:42:09
2. NAGENGAST Fleur (NED) +03
3. ALVARADO Ceylin del Carmen (NED) +08
4. PERSICO Silvia (ITA) +09
5. KAY Anna (GBR) +09
6. PIETERSE Puck (NED) +09
7. CLOUSE Katie (USA) +17
8. KOLLER Nicole (SUI) +17
9. RIBEROLLE Marion Norbert (FRA) +21
10. HONSINGER Clara (USA) +22
47. MATSUMOTO Rina (JPN) -2 LAP
（出走:48／完走:46）


（ＵＣＩ公式サイト）