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大阪市港区でシェアサイクルの回遊性向上実証実験「ベイクル」スタート!

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大阪市港区では公民連携の手法により、シェアサイクルによる回遊性向上事業実証実験「Bayside Cycle(略称:ベイクル)」を2019年3月11日(月)から2年間実施する。

この実証実験は、一般社団法人港まちづくり協議会大阪が参画する「築港・天保山にぎわいまちづくり実行委員会」が、同実行委員会が公募により選定した事業者であるOpenStreet株式会社と協働して実施するもので、同社が提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活用して、港区への来訪者が区内を回遊する拠点となる鉄道駅ターミナル、旅客船乗り場、公園など(Osaka Metro大阪港、朝潮橋、弁天町各駅を中心とするエリア)の公共スペースにシェアサイクルの「ステーション(駐輪場)」を設置する。

すでに「HELLO CYCLING」のシェアサイクルが利用できる民間店舗等の敷地に設置された「ステーション」とネットワークを形成することで回遊性の向上を図る。

 


すでに2015年より産官学連携(地域・企業・大学・学生・行政)の活動として、まちの活性化施策に知見を有する大阪市立大学小長谷・松本研究室地域実践演習CR副専攻の授業と連携し、港区湾岸エリアの地域課題の解決に取り組んでいる。

とりわけ、観光まちづくりの観点から回遊性向上に着目。2016年には、同研究室の地域実践演習にて小型モビリティによる実証実験を行っており、これらの経過も踏まえて今回のシェアサイクルの実証実験を実施することとなった。

本実証実験で得られた利用者の移動データは、築港・天保山にぎわいまちづくり実行委員会とOpenStreetが相互に活用できることとし、得られた成果をもとに回遊性の向上を通じた地域の活性化の実現をめざす。



実証実験「Bayside Cycle(ベイクル)」概要
1.期間:2019年3月11日~2021年3月31日(予定)

2.「ステーション」設置箇所数:5カ所の「ステーション」を設置。今後、30カ所の「ステーション」に拡大予定
※大阪府内にはすでに約110箇所の「ステーション」、300台以上のシェアサイクルが稼動しています。

3.サービスの利用料金(税込):60円/15分(最大1000円/24時間)



tHELLO CYCLINGでは、スマートフォンやタブレットなどで「ステーション」の検索、自転車の利用予約、決済まで、一連の手続きをスピーディかつ簡単に行うことができます。また、「ステーション」であればどこでも自転車を返却することができます。