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2019アジアBMX選手権 男子・吉村樹希敢、女子・丹野夏波が優勝
レース
2019.04.14
BMXレースのアジアチャンピオンを争う、2019年アジアBMX選手権大会が2019年4月13日(土)マレーシア・ニーライにて開催され、エリート男子4人、エリート女子1人、ジュニア男子4人、ジュニア女子3人、計12人が日本代表として参戦した。
東京五輪においては開催国枠を男女1づつ持つため、UCIポイント獲得が是が非でも求められたリオ五輪前ほどではないものの、アジアチャンピオンをかけたプレッシャー下でのパフォーマンス発揮が求められる貴重な機会。また、翌年に控えたオリンピック前の重要な指標にもなる。
そして、アジアのBMXレースをリードしている日本チームとしてタイトルを死守が求められた。
東京五輪においては開催国枠を男女1づつ持つため、UCIポイント獲得が是が非でも求められたリオ五輪前ほどではないものの、アジアチャンピオンをかけたプレッシャー下でのパフォーマンス発揮が求められる貴重な機会。また、翌年に控えたオリンピック前の重要な指標にもなる。
そして、アジアのBMXレースをリードしている日本チームとしてタイトルを死守が求められた。
2013年から続いていた日本チーム連覇は、2018年に選手の転倒が相次ぎタイトルを逃した。
今年は2017ー18年と2度のアジア選手権大会優秀経験のある吉村樹希敢をはじめ、昨年のジュニアアジア選手権優勝者である中井飛馬、昨年の全日本選手権優勝者の松下巽と準優勝者であると池田大暉の4人体制で臨んだ。
決勝は吉村樹希敢がスタートから先頭にたち、後続の接触に影響されず、終始先頭を守り、自身3度目の優勝となった。昨年のチャンピオンは3位となった。
男子リザルト
1位 吉村 樹希敢(日本)
2位 Bagus Saputra(インドネシア)
3位 Rio Akbar(インドネシア)
5位 松下 巽(日本)
2005年に始まって以降、女子エリートで日本チームが優勝を獲得したことはない。
昨年の女子ジュニアで優勝した丹野夏波が、大会3連覇中の中国選手を相手に予選から死闘を繰り広げる。決勝ではスタートから先頭をキープし、最終ストレートで追いつかれるものの逃げ切り。日本人女子エリートクラス初となる優勝となった。
女子リザルト
1位 丹野夏波(日本)
2位 Yan Lu(中国)
3位 Na Peng(中国)
男子ジュニアクラスにおいて日本は5連覇中であったが、増田優一の転倒もありタイトルを逃した。
転倒を回避したジュニアクラス初参戦の橋本颯馬が3位表彰台を獲得した。
男子ジュニア リザルト
1位 Patrick Coo(フィリピン)
2位 Methasit Boonsane
3位 橋本颯馬(日本)
5位 庄司佳真(日本)
6位 滝口怜弥(日本)
8位 増田優一(日本)
女子ジュニアも男子ジュニア同様5連覇中で、日本から3人が出場。
初参戦となった籔田寿衣がみごと優勝を果たすも、続く早川が転倒し、酒井も巻き込まれ表彰台独占はならなかった。
女子ジュニア リザルト
優勝 籔田寿衣(日本)
2位 Tanaporn Tothong
3位 Panatda Buranaphawanc
2019年アジアBMX選手権大会は、日本チームとして初の4カテゴリー制覇はならなかったが、テーマであるプレッシャー下でのパフォーマンス発揮の観点では、男子エリートのタイトル奪回などポジティブな面も多く見られた。
また2週間後から開幕するワールドカップシーズンに向けて弾みがつき、好結果が期待される。
text&photo:日本自転車競技連盟