ツアー・オブ・カリフォルニア2019第４ステージはヤコブセンが区間優勝

 
米国で開催中のアムゲン・ツアー・オブ・カリフォルニア2019（ＵＣＩワールドツアー）は、2019年5月15日に第４ステージを競い、オランダのファビオ・ヤコブセン（ドゥクーニンク・クイックステップ）がゴールスプリントでヤスペル・フィリップセン（ＵＡＥチーム・エミレーツ）とペテル・サガン（ボーラ・ハンスグローエ）を打ち負かして区間優勝した。ベルギーのドゥクーニンク・クイックステップは、これで３ステージ連続で区間を勝ち取った。

総合リーダージャージを着ていた米国のティージェイ・ヴァンガードレン（ＥＦエデュケーションファースト）は、ゴールまでまだ残り10kmあった地点で落車し、ラクラン・モートンの自転車を借り、チームメートたちに引かれて集団を追ったが、カーブで曲がりそこなって更にタイムを失った。

集団ではゴールまでほぼ残り３kmという地点で大落車が発生し、ヴァンガードレンとチームメートたちは、落車が発生した後の集団に合流したが、先頭グループからは51秒遅れてゴールした。

ゴール直後には、先頭グループでゴールしたカスパ・アスグレーン（ドゥクーニンク・クイックステップ）が総合首位になったと発表されたが、ヴァンガードレンとＥＦエデュケーションファーストは、集団での落車が集団への復帰を妨げたと競技審判にアピール。これが認められ、ヴァンガードレンは落車が発生した時点で集団にいなかったにもかかわらず、落車で遅れた選手たちと同様に３kmルールが適用され、総合首位の座を守ることができた。しかし、この異例の判定は物議をかもしている。


第4ステージは、国際自転車競技連合（ＵＣＩ）からアンチ・ドーピング規則違反の可能性があるとされ、一時的な資格停止処分を受けたクロアチアのクリスティアン・ドゥラセク（ＵＡＥチーム・エミレーツ）がスタートしなかった。


■第4ステージ結果
1. JAKOBSEN Fabio (DECEUNINCK  -  QUICK - STEP / NED) 5:53:22
2. PHILIPSEN Jasper (UAE TEAM EMIRATES / BEL) +00
3. SAGAN Peter (BORA - HANSGROHE / SVK) +00
4. BOUHANNI Nacer (COFIDIS, SOLUTIONS CREDITS / FRA) +00
5. JANSE VAN RENSBURG Reinardt (TEAM DIMENSION DATA / RSA) +00
6. BALLERINI Davide (ASTANA PRO TEAM / ITA) +00
7. BAUHAUS Phil (BAHRAIN - MERIDA / GER) +00
8. HALVORSEN Kristoffer (TEAM INEOS / NOR) +00
9. VAN POPPEL Danny (TEAM JUMBO - VISMA / NED) +00
10. ASGREEN Kasper (DECEUNINCK  -  QUICK - STEP / DEN) +00
51. VAN GARDEREN Tejay (EF EDUCATION FIRST / USA) +00

■第4ステージまでの総合成績
1. VAN GARDEREN Tejay (EF EDUCATION FIRST / USA) 21:16:50
2. MOSCON Gianni (TEAM INEOS / ITA) +06
3. ASGREEN Kasper (DECEUNINCK  -  QUICK - STEP / DEN) +07
4. POGAČAR Tadej (UAE TEAM EMIRATES / SLO) +16
5. SCHACHMANN Maximilian (BORA - HANSGROHE / GER) +22
6. BRITTON Robert (RALLY UHC CYCLING / CAN) +33
7. GREGAARD WILSLY Jonas (ASTANA PRO TEAM / DEN) +33
8. DE LA CRUZ MELGAREJO David (TEAM INEOS / ESP) +34
9. GROSSSCHARTNER Felix (BORA - HANSGROHE / AUT) +35
10. BENNETT George (TEAM JUMBO - VISMA / NZL) +36


（レース公式サイト）