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オランダのドゥムランがツール・ド・フランス2019を欠場

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ツールを欠場することになったドゥムラン 
ツールを欠場することになったドゥムラン 
ドイツのチームサンウェブは、オランダのトム・ドゥムランが2019年7月6日に開幕する第106回ツール・ド・フランス(UCIワールドツアー)を欠場することになったと発表した。彼は昨年総合2位だった。

ドゥムランは優勝候補として参加した5月のジロ・デ・イタリア(UCIワールドツアー)で、第4ステージの落車に巻き込まれて左膝を負傷してしまった。ジロをリタイアした後、彼はツール参加を目指して調整を続け、クリテリウム・デュ・ドーフィネ(UCIワールドツアー)にも参加していたが、ジロで負傷した左膝に炎症があり、大事を取って第7ステージを出走しなかった。

精密検査の結果、炎症の原因は砂利の小さな破片であることが判明し、ドゥムランは6月16日にそれを取り除く簡単な手術を受けた。経過は良好で、医師からはツール前の高地トレーニングを行う許可も出ていたのだが、彼は3週間のレースに挑むためのベストコンディションが得られないという結論に達し、ツール参加は断念した。


■ドゥムランのコメント
「先月は全てが非常に困難で、膝の回復も遅れた。ジロでの出来事の後、ボクは本当にツールに参加したいと望んでいたが、今週ボクは、自分のレベルを間に合わせるのが現実的ではないことに気がついた。ボクはそれを達成するために一生懸命頑張ったが、本当に自分の体に耳を傾けなければならないし、現実的ではないゴールを追いかけることから自分自身を開放してやらなければならない」


チームサンウェブのツール参加メンバーはまだ発表されていない。


チームサンウェブの公式サイト

 

ツール・ド・フランス2019公式ガイドブック