英国のチームイネオスがツール・ド・フランス2019開幕前に記者会見を行った

　
７月６日にベルギーの首都ブリュッセルで開幕する第106回ツール・ド・フランス（ＵＣＩワールドツアー）で、７度目の優勝を狙う英国のチームイネオスが、滞在先のホテルで記者会見を行った。

今大会で４度優勝している英国のクリストファー・フルームが大腿骨骨折で欠場を余儀なくされてしまったため、チームイネオスはディフェンディングチャンピオンである33歳のゲラント・トーマス（英国）と、22歳のエガン・ベルナル（コロンビア）の２人がリーダーになる。

ＧＭのサー・デービッド・ブライスフォードは「今年は素晴らしいチームを得た。もちろん我々はフルームを失い、それは大変な失望だ。しかし、我々は素晴らしい２人のリーダーを得て、チームにはツール・ド・フランスでの経験がたっぷり詰まっている。それが実際にこのレースでは重要だ」と、語った。
　

　
ディフェンディングチャンピオンとして、ゼッケン１を背負ってブリュッセルからスタートすることになるトーマスは、直前のツール・ド・スイスを落車でリタイアしたが、「ボクは調子が良いと感じている。もちろん（ツール・ド・スイスでの）落車はつまづきだったが、トレーニング日数は全く失っていないし、レース前日に調子が良いと感じている。続いているダメージは全くない。明らかに頭を打ったのは残念な事だった。それでボクはレースを続けられなかった。それでもボクは良いトレーニングをして、それが影響を与えたとは思わない」と、語っていた。

初出場のベルナルと一緒にリーダーを務めることについては「彼は誠実で良い奴だ。去年のフルームのように、ボクたちは良くコミュニケーションを取り合い、お互いオープンでいる限りうまくいくだろう。ボクたちが２人で終盤のステージにいれば、それは明らかに大きなアドバンテージになるだろう」と、話していた。
　

　
●チームイネオスのツール・ド・フランス2019参加選手
Geraint Thomas (GBR, 33)
Egan Bernal (COL, 22)
Jonathan Castroviejo (ESP, 32)
Michal Kwiatkowski (POL, 29)
Gianni Moscon (ITA, 25)
Wout Poels (NED, 31)
Luke Rowe (GBR, 29)
Dylan van Baarle (NED, 27)

（チームイネオス公式サイト）